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埋没法の糸が緩むサイン|取れかけの見分け方と受診タイミング|池袋の美容外科・美容皮膚科|エーアイクリニック(AI clinic)

埋没法の糸が緩むサイン|取れかけの見分け方と受診タイミング

埋没法の糸が緩む・取れるサイン|ダウンタイムとの見分け方と受診タイミングを解説


監修:尾崎 宥文(AI Beauty Clinic 院長 / 美容外科医)

京都大学医学部医学科卒業。日本赤十字社医療センター、東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンターを経て、AI Beauty Clinic 院長に就任。美容外科・美容皮膚科を専門とする。


埋没法(まぶたに糸を通して二重を作る施術)の糸が緩み始めているサインは、主に8種類あります。代表的なものは「二重の食い込みが浅くなった」「幅が狭くなってきた」「三重まぶたのような重なりが出てきた」「朝と夜でラインが変わる」の4つです。

ただし、術後3ヶ月以内の変化はダウンタイム(回復期間)中の正常な揺らぎである可能性もあります。この記事では、ダウンタイム中の正常な変化との見分け方、緊急度3段階の受診タイミング、保証制度の注意点まで、美容外科医が詳しく説明します。


埋没法の糸が「緩む・取れる」とはどういう状態か

「糸が緩んでいる」状態と「完全に取れた」状態は、別々の出来事ではなく、連続した変化の段階として理解することが大切です。糸が少しずつ組織から引き離されていく過程で、最終的に二重ラインが完全に消えた状態が「取れた」に当たります。

「緩んでいる」と「完全に取れた」の違い

「緩んでいる」とは、糸がまぶたの組織を引き寄せる力が弱まり始めている状態です。まだ二重ラインは残っていますが、以前より浅く・細く見えたり、日によって変動したりします。一方「完全に取れた」とは、糸が組織を保持する力を失い、二重ラインがほぼ消えてしまった状態を指します。

この変化は段階的に進む点、そして一度緩み始めると自然には戻らない点が重要です。

糸が緩むメカニズム

埋没法では、まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋:きょきん)や硬い組織(瞼板:けんばん)に細い糸を通し、皮膚と固定することで二重ラインを作ります。この糸は半永久的に組織を保持することを目的としていますが、まぶたの脂肪や皮膚の重みが糸を常に引っ張り続けるため、時間の経過とともに固定力が弱まる場合があります。

特に、まぶたが厚い方や脂肪が多い方では、糸への負荷が大きくなりやすい傾向があります。また、目を頻繁に擦るなどの外部からの摩擦も、緩みを早める可能性があります。

「自然には戻らない」という事実

緩み始めた糸が元の位置に自然に戻ることは、臨床上まず見られません。糸はまぶたの組織に引っ張られて位置が変化しており、放置すると徐々に状態が進行する可能性があります。「様子を見れば戻るかもしれない」と長期間放置することは、保証期間の終了につながる場合もあるため、変化に気づいた時点でクリニックへの相談を検討することをお勧めします。

次のセクションでは、緩みを示す具体的な8つのサインを詳しく解説します。


糸が緩んでいる可能性があるサイン8選

以下の8つは、埋没法の糸が緩み始めている可能性があるサインです。ただし、どれか1つのサインだけで「取れかけ」と確定することはできません。複数のサインが重なる場合や、変化が時間とともに進行している場合は、クリニックへの相談を検討してください。

サイン1 二重の食い込みが浅くなった

二重のラインそのものは残っているものの、深さや鮮明さが以前より弱くなった状態です。「ライン自体はあるのに、なんとなく二重が薄くなった気がする」という変化が当てはまります。

この変化が起きる理由は、糸がまぶたの組織を引き寄せる力が弱まり、皮膚の折り返し(食い込み)が浅くなるためです。朝のむくみが引いても改善しない場合は、ダウンタイム中の変化ではなく、糸の緩みを示しているサインである可能性が高いと考えられます。

ただし、このサインだけで確定はできません。他のサインと合わせて確認するようにしてください。

サイン2 二重の幅が突然狭くなってきた

ダウンタイムが終わってから、二重の幅が明らかに狭くなってきた状態です。まぶたの脂肪や皮膚の重みが糸を少しずつ引き下げることで、折り返しの位置が変化し、幅が狭く見えるようになります。

セルフチェックの方法として、施術直後に撮影した写真と現在の状態を比べることが有効です。写真があると、変化の有無を客観的に確認しやすくなります。

ただし、このサインだけで確定はできません。他のサインと合わせて確認するようにしてください。

サイン3 三重まぶたのような重なりが出てきた

「二重のラインが1本だったのに、上にもう1本うっすらラインが入るようになった」という状態です。糸が緩み始めると、まぶたの皮膚が本来の二重ラインの位置で折れにくくなり、別の位置でも折れ目が生じやすくなるため、三重まぶたのように見えることがあります。

「ラインが完全に消えた場合」と「ラインが増えた場合」では状況が異なります。完全に消えた場合は糸が十分な保持力を失っている可能性が高く、ラインが増えた場合は緩みの途中段階である可能性が考えられます。

ただし、このサインだけで確定はできません。他のサインと合わせて確認するようにしてください。

サイン4 朝と夜で二重ラインが変わる(日内変動)

朝起きた時は二重がきれいに出ているのに、夕方になると幅が狭くなったり、ラインが乱れたりする状態です。まぶたのむくみが関係しているため、一定程度の日内変動は誰にでも見られます。

ただし、術後3ヶ月以上経過しても日によってラインが大きく変動する場合(例:朝は二重、夕方は一重に近い状態)は、要注意のサインである可能性があります。ダウンタイム中の変化との見分け方については、次のセクションで詳しく解説します。

このサインだけで確定はできません。他のサインと合わせて確認するようにしてください。

サイン5 左右の二重に差が出てきた

片目だけ先に緩むケースは、臨床上よく見られます。左右の目でまぶたの厚みや脂肪量が異なることが多いため、片方だけ先に糸への負荷が大きくなりやすいためです。

確認のポイントは「元々左右差があったか、施術後に新たに生じたかどうか」です。もともと左右差がある方はダウンタイム中に差が目立つこともありますが、施術後しばらくは均等だったのに後から差が広がってきた場合は、糸の緩みを示すサインである可能性があります。

ただし、このサインだけで確定はできません。他のサインと合わせて確認するようにしてください。

サイン6 まぶたの重さ・異物感・ゴロゴロ感がある

「目の中に何か入っている感じがする」「まぶたがゴロゴロする」という異物感は、糸の結び目(ノット)がまぶたの裏側(結膜側:まぶた内面の粘膜)に向かって露出してくることで生じる場合があります。

この症状は、他のサインと比べて早めに受診の目安とすることが勧められます。糸が結膜側に出てくると、目の表面(角膜)に接触し傷が生じるリスクがあるためです。次のセクションで紹介する緊急度チェックとも照らし合わせながら確認してください。

このサインだけで確定はできません。他のサインと合わせて確認するようにしてください。

サイン7 アイシャドウの溝の位置・つき方が変わった

二重のラインが変化すると、アイシャドウやアイライナーが溜まる位置も変わります。「以前は二重の溝にアイシャドウがきれいにのっていたのに、最近は溝の位置がずれてしまう」「化粧が崩れやすくなった」という気づきは、ラインの変化を示すサインである可能性があります。

この変化は、鏡を見ながらメイクをする際に気づきやすいため、施術後から定期的に意識しておくと早期の変化に気づきやすくなります。「溝がはっきりしなくなった」「アイシャドウが以前と違う位置に溜まるようになった」と感じたら、施術直後の写真と比べてみることをお勧めします。

ただし、このサインだけで確定はできません。他のサインと合わせて確認するようにしてください。

サイン8 まぶたの裏・表に突出物を感じる(緊急サイン)

まぶたの裏側(結膜面)から糸が飛び出している感覚がある、または皮膚側に硬い突出物がある場合は、8つのサインの中で最も緊急度が高い状態です。

糸が結膜面に露出すると、まばたきのたびに角膜(目の表面)に接触し、傷が生じるリスクがあります。ご自身で糸を触ったり引っ張ったりすることはお控えいただき、即日または翌営業日を目安にクリニックへ受診してください。緊急度の詳細は次のセクションで説明します。

このサインだけで確定はできません。ただし他のサインと異なり、早急な対応が必要な可能性があります。


ダウンタイム中の正常な変化 vs 取れかけサインの見分け方

「最近二重の幅が変わった気がする」という変化が、ダウンタイム(回復期間)中の正常な揺らぎなのか、糸の緩みのサインなのかを見分けることは、簡単ではありません。このセクションでは、4つの観点から判断の目安をお伝えします。

埋没法のダウンタイムの詳しい経過については、関連記事もあわせてご参照ください。

1. 施術からの経過時間(目安:1-2ヶ月)

術後2ヶ月以内は、腫れやむくみが完全に落ち着いていない時期です。この時期のラインの変動は、ダウンタイム中の変化である可能性が比較的高いと考えられます。一方、2ヶ月を超えても変化が続く場合は、要注意の可能性があります。ただし「2ヶ月以内なら絶対に正常」「2ヶ月を過ぎたら取れかけ」という断定はできません。あくまで目安としてとらえてください。

2. 腫れ・むくみの有無

腫れがある期間中は、まぶたの組織が余分な水分を保っているため、二重ラインが不安定になるのは正常な経過です。腫れが引いてもラインが安定してきた後に、再度変化が生じた場合は、糸の緩みの可能性を検討する目安となります。

3. 変化の方向

正常なダウンタイムでは、腫れが引くにつれてラインが徐々に「定まってくる」方向に変化します。一方、一度安定したと感じたラインが「再び変化し始める」場合は、要注意のサインである可能性があります。

4. 日内変動の程度

朝起きた直後と夜では、ある程度の差が生じるのは自然なことです。しかし「朝は二重がはっきり出るが、夕方には一重に近い状態になる」ような極端な変動が術後3ヶ月以降も続く場合は、糸の保持力が低下している可能性が疑われます。

判断が難しい場合は写真と相談を活用する

最も実用的なセルフチェック方法は、施術直後に撮影した写真と現在の状態を比べることです。記憶は変化を過小評価したり過大評価したりしやすいため、写真での客観的な比較が有効です。

それでも判断が難しい場合は、クリニックへの相談をご検討ください。当院ではLINEで現在の状態の写真をお送りいただくことで、受診の目安についておおよその見解をお伝えしています(診断ではありません)。次のセクションでは、受診の緊急度を3段階で整理します。


【緊急度チェック】今すぐ受診?数日以内?様子見でOK?

「受診すべきかどうか」は、症状の内容によって優先度が大きく異なります。以下の3段階で現在の状態を確認してみてください。あくまで目安であり、診断ではありません。

レベル1:即日または翌営業日に受診(緊急)

次のいずれかに当てはまる場合は、できる限り早めの受診をお勧めします。

  • まぶたの裏側・表側に糸の突出物がある(見える)
  • ゴロゴロ感が強く、目が充血している
  • まぶたや目周辺に痛みがある
  • 目やにが増えた・腫れが出てきたなど感染の兆候がある

これらの状態は、角膜(目の表面)への傷や感染症のリスクがあります。ご自身で糸を触ったり、引っ張ったり、ハサミで切ろうとしたりすることは、状態を悪化させる恐れがあるため必ず避けてください。

レベル2:数日〜1週間以内に受診

次のいずれかに当てはまる場合は、受診を検討してください。

  • 片目または両目で二重ラインが完全に消えた
  • 1週間の中で5〜6日は二重のラインが安定しない

特に保証期間がある場合は、期間が終了すると適用外になる可能性があります。状態が進行する前に相談することで、選択肢が広がります。

レベル3:次回予約まで様子見(非緊急)

次のいずれかに当てはまる場合は、まずは経過を観察してよい可能性があります。

  • 幅が少し狭くなった気がするが、日内変動の範囲内と感じる
  • 術後3ヶ月以内で、腫れがまだ残っている
  • 三重まぶたが一時的に出ているが、翌朝には落ち着く

ただし、「レベル3だから問題ない」と決めつけず、変化が続く・悪化すると感じた場合は早めに相談することをお勧めします。


まずは現在の状態をLINEでご相談ください。写真をお送りいただくことで、受診の緊急度についておおよその目安をお伝えできます(診断ではありません)。


NG行動:自分で触らない・アイプチで応急処置しない

糸が緩んでいる可能性があると感じた場合、ご自身で糸を触ったり引き抜こうとしたりすることは、感染や傷跡のリスクがあるため必ず避けてください。

また、「とりあえずアイプチで二重を作ろう」という応急処置もお勧めできません。アイプチの糊(のり)やテープはまぶたに摩擦を与え、糸の緩みをさらに進める可能性があります。気になる変化がある場合は、まずクリニックへの相談を優先してください。

次のセクションでは、そもそも糸が緩みやすい方の特徴と、その原因について解説します。


糸が緩む・取れやすい人の特徴と原因

埋没法の糸が緩みやすい方には、いくつかの共通する特徴があります。「なぜ自分の糸が緩んだのか」を理解することで、再施術の際の術式選びや、施術後のケアに役立てることができます。

まぶたが厚い・脂肪が多い

最も頻度の高い原因が、まぶたの厚みや脂肪量です。まぶたが厚いほど、糸への重力負荷が継続的にかかります。その分、固定力が消耗しやすい傾向があります。まぶたが薄い方に比べると、同じ術式でも持続期間が短くなる場合があります(個人差があります)。

目を頻繁に擦る癖・アレルギー性結膜炎

目を擦るという動作は、まぶたに対して繰り返し摩擦と圧力を与えます。アレルギー性結膜炎(花粉症など)のある方は特に目が痒くなりやすく、無意識のうちにまぶたを擦る頻度が増えることで、糸の緩みが早まる可能性があります。

コンタクトレンズの着脱時の摩擦

コンタクトレンズを使用する方は、毎日の着脱でまぶたを引っ張る動作が繰り返されます。特にハードコンタクトレンズの場合、ソフトレンズと比べてまぶたを大きく引き下げる動作が必要なため、糸への負担が大きくなりやすい傾向があります。コンタクトユーザーの方は、着脱時にまぶたを強く引っ張らないよう意識することが、糸を長持ちさせるうえで重要です。

二重幅の設定が広すぎた

デザイン上の要因として、希望する二重幅が広すぎる場合が挙げられます。幅が広いほど、糸でまぶたを持ち上げる際の張力が大きくなるため、固定力が消耗しやすくなります。まぶたの厚みや脂肪量に対して無理のない幅の設定が、長持ちにつながります。

体重の増加

施術後に体重が増えた場合、まぶたを含む顔全体に脂肪がつきやすくなります。まぶたの脂肪が増えることで糸への負荷が大きくなり、緩みが生じやすくなる場合があります。

施術法による固定力の差

埋没法には、点留め(2点・3点など)と線留め(連続縫合)、また挙筋法と瞼板法などの術式の違いがあります。術式によって固定力の特性が異なる場合があります。詳しくは点留めと線留めの固定力の違いおよび関連記事をご覧ください。

次のセクションでは、術式別の緩みやすさの差について詳しく解説します。


施術法別の緩みやすさの差

埋没法は「どの術式で行うか」によって、固定力の特性が異なります。ただし、いずれの術式も「必ず長持ちする」「必ず取れる」という断定はできません。まぶたの厚みやデザインの希望、生活習慣などによって、個人ごとに適した術式が異なります。

点留め vs 線留め(連続縫合)

点留めは、決まった数の点を縫合してまぶたを固定する方法です。点の数(2点・3点・4点など)が多いほど、まぶたに接触する面積が広くなるため、固定力が高まる傾向があります。

線留め(連続縫合)は、まぶたに沿って連続した糸を通す方法です。点留めと比較して、幅のあるデザインにも対応しやすい特性があります。固定力については、縫合の方法によって差があります。

いずれの方法も、まぶたの厚みや脂肪量に合わせた術式選択が重要です。詳しくは点留めと線留めを詳しく比較するをご覧ください。

挙筋法 vs 瞼板法

挙筋法(きょきんほう)は、まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋腱膜:きょきんけんまく)に糸を通す方法です。瞼板法(けんばんほう)は、まぶたの内側にある軟骨(瞼板)に糸を通す方法です。

固定力の観点では、瞼板は硬い組織のため糸が安定しやすい特性がある一方、結膜側(まぶたの内側)に糸が近い構造上、露出リスクへの考慮が必要とされる場合があります。挙筋法は眼科的な安全性の観点から選ばれることがあります。どちらが向いているかは、まぶたの状態や希望するデザインによって異なります。

留め数(点数)と固定力の関係

一般的に、留め数が多いほど固定力が高まる傾向があります。ただし、留め数を増やすほど施術の侵襲(しんしゅう:体への負担)が増える面もあります。「固定力だけを優先して留め数を最大化する」のではなく、まぶたの状態や体質に合わせた最適な点数を選ぶことが重要です。

「どの術式が自分に合っているか」は、まぶたの厚みや脂肪量、希望する二重幅、過去の施術歴などによって異なります。再施術を検討している方は、カウンセリングでご相談ください。


取れかけた・取れた場合の対処法と選択肢

糸が緩んだ・取れた状態が自然に回復することは臨床上まず見られません。放置すると状態が進行し、保証期間が終了してしまう可能性もあります。早めにクリニックに相談し、状態に合った対処法を選ぶことが重要です。

なお、アイプチでの応急処置はまぶたへの摩擦を増やすため、基本的にお勧めしません。

選択肢1 埋没法でやり直し

あらためて埋没法で再施術する方法です。糸が完全に取れた場合や、緩みが軽度の場合に検討されます。

再施術の際は、前回取れた原因を踏まえて術式や留め数を見直すことも考慮されます。また、まぶたの状態によっては同じ術式での再施術が難しい場合もあるため、医師の診察でご確認ください。

選択肢2 保証制度の活用

保証期間内に糸が緩んだ・取れた場合は、保証制度が適用できる可能性があります。適用条件はクリニックによって異なるため、まずはカウンセリングで確認することをお勧めします。保証制度の詳細と注意点については、後のセクションで解説します。

選択肢3 切開法への移行

埋没法での再施術が難しい状態の場合、全切開法やミニ切開法への移行が検討されます。切開法は、まぶたに直接切開を加えてラインを作る方法で、埋没法と比較して持続力が高い傾向があります。

一方で、切開部分の傷跡が残る可能性があること、ダウンタイムが長めになること、修正が難しくなる場合があることなどを踏まえて検討する必要があります。「埋没法が何度も取れる」「まぶたが厚くて埋没の保持力が届きにくい」などの状態の場合に検討されることが多くあります。

次のセクションでは、切開法への移行を検討すべき具体的な5つの基準を解説します。


切開法への移行を検討すべき5つの判断基準

「もう一度埋没法でやり直すか、切開法に切り替えるか」という判断は、簡単ではありません。最終的には医師との相談のうえで決めることが最も重要です。ただし、以下の5つの基準が複数当てはまる場合は、切開法の検討が勧められるケースが多くあります。

5つの判断基準

  1. 埋没法が1年以内に2〜3回以上取れた
    同じ術式で繰り返し取れている場合は、埋没法の保持力がまぶたの状態に見合っていない可能性があります。再施術を繰り返すたびに、まぶたの組織が傷みやすくなる場合もあります。
  2. 術後比較的短期間で取れた(目安:術後半年以内)
    術後1年以内、特に半年以内という早い段階で取れた場合は、体質的に埋没法の維持が難しい可能性があります。
  3. まぶたが厚く、脂肪が多い
    まぶたの厚みや脂肪量が多い方は、糸への負荷が大きく、埋没法の効果が出にくい傾向があります。体質的な要因が強い場合は、切開法の方が適している場合があります。
  4. 希望する二重幅が広い
    広いデザインを希望するほど、糸でまぶたを折り返す際の張力が大きくなります。まぶたの状態によっては、埋没法では希望の幅を維持することが難しい場合があります。但し10mm以上の二重幅は切開での二重施術は違和感が出やすい為、回避する方が無難です。
  5. 今だと長いダウンタイムが確保可能
    学校の卒業のタイミングや転職のタイミングで長いダウンタイムが今だけ取れる場合には、そのタイミングでの二重切開の施術が考慮されます。

切開法のメリット・デメリットの概要

メリット:持続力が高い傾向がある。まぶたの脂肪処理を同時に行えるため、まぶたが厚い方にも対応しやすい。

デメリット:切開部分に傷跡が残る可能性がある。ダウンタイムが埋没法より長い傾向がある。ラインのデザイン変更が難しくなる。

いずれの判断も、担当医師による診察と相談が前提です。


保証制度を使いたい場合に確認すべきこと

保証制度が適用されるかどうかは、クリニックの規定によって異なります。「保証期間内だから無料でやり直してもらえる」と思い込んでいると、適用外になって戸惑うケースもあります。事前に確認しておくべき点を整理します。

保証が適用されやすい一般的な条件(目安)

業界全体の傾向として、以下の条件をすべて満たしている場合に保証が適用されることが多くあります(クリニックによって異なります)。

  • 当該クリニックで施術を受けていること
  • 保証期間が終了していないこと
  • 規定の通院・ケアを行っていること

保証が適用されない主なケース(落とし穴)

  • 保証期間が終了している:期間終了後の申し出は、ほとんどの場合適用外となります。
  • 他院で施術を受けていた:他院での施術は対象外となるのが一般的です。

保証適用の可否はクリニックの判断による

保証が適用されるかどうかは、最終的にはクリニックの診察と規定に基づく判断となります。「適用できそうか」だけでなく「どのような条件なのか」を事前に確認するために、まず相談の予約を入れることをお勧めします。

当院では、保証期間であればどのような場合でも保証適用が可能です。詳細は、カウンセリングにてご説明します。まずはお気軽にご相談ください。

詳しい料金は料金ページをご確認ください。


よくある質問(FAQ)

Q1 糸が緩んでいるかどうか、自分で見分けることはできますか?

ある程度はセルフチェックが可能です。施術直後に撮影した写真と現在の状態を比較する方法が最も有効です。本記事で紹介した「サイン8選」に複数当てはまる場合は、糸の緩みの可能性があります。ただし、自己判断での確定は難しく、最終的には医師の診察が必要です。

Q2 朝と夜で二重の幅が違うのは取れかけているサインですか?

術後2ヶ月以内であれば、ダウンタイム中のむくみによる日内変動の可能性が比較的高いと考えられます。しかし術後3ヶ月を過ぎても「朝は二重、夕方は一重に近い状態」のような極端な変動が続く場合は、医師への相談を目安とすることをお勧めします。いずれの場合も、断定はできません。

Q3 ダウンタイム中の変化と取れかけの変化はどう見分けますか?

判断の目安は4つの観点です。(1)施術から2ヶ月以内かどうか、(2)腫れ・むくみが残っているかどうか、(3)変化が「定まってきている方向」か「再び変化し始めている方向」か、(4)日内変動が極端でないかどうか、です。詳しくは本記事の「ダウンタイム vs 取れかけ見分け方」セクションをご参照ください。

Q4 三重まぶたになったら取れかけですか?

三重まぶたになる原因は複数あります。糸が緩み始めることで本来の二重ライン以外に折れ目が生じる場合と、ダウンタイム中のむくみによって一時的にラインが乱れる場合が考えられます。どちらであるかは、術後の経過時間や他のサインの有無を合わせて判断する必要があります。いずれかに断定することは難しいため、変化が続く場合はクリニックへの相談をお勧めします。

Q5 取れかけている場合、アイプチで応急処置してもいいですか?

基本的にお勧めしません。アイプチやテープはまぶたへの摩擦を繰り返し与えるため、糸の緩みをさらに促進させる可能性があります。また、皮膚へのダメージが蓄積することで、その後の施術に影響が出る場合もあります。応急処置よりも、早めにクリニックへ相談することをお勧めします。

Q6 糸が出てきた(まぶたの裏・表)場合はどうすればいいですか?

本記事の緊急度チェックでいうレベル1(緊急)に該当します。ご自身で糸を触ったり引っ張ったりせず、即日または翌営業日を目安にクリニックを受診してください。糸が結膜側(まぶた内面)に露出している場合、まばたきのたびに角膜(目の表面)に接触するリスクがあります。

Q7 取れかけた状態から自然に戻ることはありますか?

自然に元の状態に戻ることは臨床上まず見られません。糸はまぶたの組織に引っ張られて位置が変化しており、放置すると徐々に状態が進行する可能性があります。「しばらく様子を見れば戻るかも」と放置している間に保証期間が終了することもあるため、変化に気づいた場合は早めに相談することをお勧めします。

Q8 保証期間内に緩んだ場合、無料で直してもらえますか?

保証が適用されるかどうかは、クリニックの規定と診察での判断によります。「緩んだ(部分的な変化)」か「取れた(完全消失)」かの判定によって適用可否が変わることもあります。まず保証内容の確認をクリニックに相談することが最初のステップです。

Q9 何回も取れる場合は切開法に切り替えた方がいいですか?

1年以内に2〜3回以上取れた場合は、切開法を検討するケースが多い傾向があります。ただし「何回取れたら切開にすべき」という一律の基準はなく、まぶたの厚みやデザインの希望、体質的な要因によって判断が異なります。担当医師やダウンタイムの兼ね合いとの相談のうえで決めることが重要です。

Q10 ゆるんだ二重を放置するとどうなりますか?目に悪影響はありますか?

放置によるリスクは、症状の種類によって異なります。糸の突出がある場合(緊急度レベル1)は、角膜への傷や感染症のリスクがあるため、放置は避けてください。それ以外の場合は特に目に悪影響はありません。保証期間が終了したりするリスクはありますので、再施術を希望される場合はクリニックに相談されることをお勧めします。


まとめ:サインに気づいたら早めの相談を

埋没法の糸が緩んでいる可能性があるサインは、主に8種類あります。「食い込みが浅くなった」「幅が狭くなった」「三重まぶたになった」「日内変動が大きい」などの変化に気づいた場合は、ダウンタイム中の正常な変化と見分けるための4つの観点(経過時間・腫れの有無・変化の方向・日内変動の程度)と照らし合わせてみてください。

糸が緩んだ状態が自然に回復することは臨床上まず見られません。気になる変化があれば、早めにクリニックへ相談することが、保証制度を活用できる可能性を高めることにもつながります。

まずはLINEまたは無料カウンセリングでご相談ください。


ご相談・ご予約はこちら

気になるサインがある方、保証について確認したい方は、まずはお気軽にご相談ください。LINEでは写真をお送りいただくことで、受診の目安についておおよその見解をお伝えしています(診断ではありません)。


監修医師

監修医師:尾崎 宥文(おざき ひろふみ)

役職:AI Beauty Clinic 院長

専門:美容外科・美容皮膚科

経歴:京都大学医学部医学科卒業 → 日本赤十字社医療センター → 東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンター → AI Beauty Clinic 院長


参考文献・免責事項

参考文献

  • 厚生労働省「医療広告規制ウェブサイト事例解説書 第5版」

医学的根拠について

本記事の医学的内容は、AI Beauty Clinic 院長・尾崎宥文(美容外科医)の臨床知見に基づいています。埋没法の術後経過や糸の緩みに関する統一した学会ガイドラインは現時点では整備されていないため、一般的な臨床事実として記述しています。

免責事項

本記事は AI Beauty Clinic 院長・尾崎宥文(美容外科医)の監修のもとに作成しています。掲載内容は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状に不安がある場合は担当医にご相談ください。



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