ブログ
ブログ
監修:尾崎 宥文(AI Beauty Clinic 院長 / 美容外科医)
京都大学医学部医学科卒業。日本赤十字社医療センター、東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンターを経て、AI Beauty Clinic 院長に就任。美容外科・美容皮膚科を専門とする。
二重整形のやり直しは、症状の種類によって緊急度・選択肢・タイミングがそれぞれ異なります。本記事は「次の一手を何にするか」を決めるための意思決定支援の記事です。
糸が取れた・ラインが崩れた・デザインを変えたい——状況によって「今すぐ受診すべき」ものも「3ヶ月待てる」ものもあります。本記事では6つの修正シーンを緊急度で分類し、同院でのやり直し・他院転院・切開法移行の3択から自分に合う選択肢を見つける判断フレームをご紹介します。
「どうすればいいかわからない」と感じるのは当然のことです。まず自分の症状がどのレベルに当たるかを確認しましょう。
なお、「取れかけのサインを確認したい」方は埋没法が取れかけているサインを確認するもあわせてご覧ください。
修正を検討する前に、まず「どのくらい急いで受診すべきか」を確認してください。症状によっては当日対応が必要なケースもあります。
| 修正シーン | 緊急度 | 推奨タイミング | 主な選択肢 | 抜糸の要否 |
|---|---|---|---|---|
| 糸が皮膚・粘膜から突き出ている | 高(緊急) | 最短 | 抜糸 → やり直し相談 | 必要 |
| ラインが完全に消えた(全取れ) | 中 | ダウンタイムが取れるタイミングで | 再埋没 / 切開移行 | 基本的には不要 |
| ラインが片側だけ薄くなった | 中〜低 | ダウンタイムが取れるタイミングで | 再埋没 / 抜糸+再埋没 / 切開移行 | 場合による |
| 幅・デザインを変えたい(希望ズレ) | 低 | 2ヶ月以上経過後 | (抜糸+)再埋没 / 切開移行 | 必要(幅を狭めたい場合) |
| 左右差が気になる(初回施術直後) | 放置OK | 1〜2ヶ月の自然経過を待つ | 経過観察のみ | 不要(様子見) |
| 埋没後のむくみ・腫れが続いている | 放置OK | 1〜2ヶ月の自然経過を待つ | 経過観察のみ | 不要(様子見) |
糸が皮膚や粘膜(まぶたの裏側)から出ている状態は、眼球・結膜(けつまく:まぶたの内側を覆う粘膜)への直接的な刺激や感染を引き起こすリスクがあります。特に目の充血・痛み・異物感がある場合は、最短での受診をお勧めします。
目に違和感がない場合でも、数日以内には受診してください。糸を自分で引っ張ったりはさみで切ったりする行為は感染リスクを高めるためお控えください。
このケースの詳細は後述の「緊急対応:糸が皮膚から出てきた場合」をご覧ください。
ラインが完全に取れた状態は急を要する緊急症状ではありませんが、ダウンタイムが取れるタイミングを目安に受診することをお勧めします。腫れが残っている段階での受診は正確な診断が難しくなるため、施術直後に取れた場合は1〜2週間ほど様子を見てから受診するのが一般的です。クリニックによっては施術前に診察・予約が必要な場合があるのでその場合にはダウンタイムが取れる時期より少し早めに受診しましょう。
ラインが薄くなり始めている段階や、左右で若干の差が気になる状態は、1〜3ヶ月の経過観察が適切です。埋没法の糸は術後しばらく馴染みの過程で変動することがあります。2ヶ月以上経過しても改善が見られない場合は、改めて受診をご検討ください。
埋没法の術後1〜2ヶ月以内に生じるむくみや軽度の左右差は、正常な経過内に収まることがほとんどです。腫れのピークは術後3〜5日程度とされており、その後は徐々に落ち着いていきます。この時期に「左右差がある」「幅が広すぎる」と感じても、完成形ではない可能性があります。不安な場合は担当医に相談してみてください。
二重整形のやり直しには、大きく3つの選択肢があります。どれが最適かは、「保証制度が使えるか」「術者との関係」「まぶたの状態」によって変わります。まず全体像を把握してから、次の章で詳しく比較しましょう。
以下の順番で確認すると、自分に合う選択肢を絞り込みやすくなります。
| 選択肢 | 主な向き先 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|---|
| 同院でのやり直し | 保証期間内・術者を信頼している方 | 施術歴の引き継ぎが容易。保証制度が使える場合は費用を抑えられる | 術者への不満がある場合は解消されない。保証条件(同幅・期間・回数)に制限がある |
| 他院への転院 | 保証が切れている・術者を変えたい方 | 新たな視点での診断・施術が受けられる | 前院の施術情報が引き継がれないと診断精度が下がる場合がある |
| 切開法への移行 | 埋没が繰り返し取れる・まぶたが厚い・幅広希望の方 | 持続性が高まる傾向がある | ダウンタイムが長い(完成まで3〜6ヶ月が目安)。費用が高い |
保証制度は便利な仕組みですが、以下のケースでは利用できないことがあります。保証条件は事前にご確認ください。
保証期間が切れた後でも、自費での修正手術は受けられます。他院への転院も含めて、次のセクションで比較します。
「保証が使えるなら同院、不満があれば転院」という大まかな基準はありますが、実際の判断はもう少し複雑です。双方のケースを整理します。
以下に当てはまる場合は、同院でのやり直しを最初に検討してください。
同院では前回の施術情報がそのまま引き継がれるため、担当医が糸の位置や数を事前に把握した上で修正を行えます。これはスムーズな診断・施術につながります。
以下に当てはまる場合は、他院転院も選択肢に入れてみてください。
他院転院を選ぶ場合は、転院先の医師に前回施術の情報を正確に伝えることが重要です。情報が不明な場合、担当医は糸の位置を推定で探ることになり、診断の難易度が上がります。
転院先のクリニックに分かる範囲で以下の情報をお伝えいただくと、診断がスムーズになります。
前院での情報取得が難しい場合でも、転院先の医師に「情報が不明な状態」であることを正直に伝えることが大切です。
どちらが自分に合っているか迷ったら、まず無料カウンセリングでご相談ください。症状やご希望を丁寧に確認した上で、最適な選択肢をご提案いたします。
埋没法の糸がまぶたの皮膚や粘膜(まぶた裏側)から突き出ている場合は、早めの受診が必要です。目に充血・痛み・異物感がある場合は当日中の受診をお勧めします。
埋没法に使用する医療用糸がまぶたの外に出ると、眼球や結膜(けつまく:まぶた裏側を覆う粘膜)を直接刺激します。この状態が続くと、角膜(かくまく:眼球の表面を覆る透明な膜)への傷・感染症・眼球損傷につながるリスクがあります。
目に明らかな症状がない場合でも、「糸が出ている状態そのもの」が続くことは望ましくありません。最短で受診するようにしてください。
夜間など診察を受けられない時間帯は、まぶたをこすらず安静にしてください。コンタクトレンズをしている場合は外し、翌朝早めに受診することをお勧めします。
自分で糸を処置しようとすることは感染・眼球損傷のリスクを高めます。以下の行為はお控えください。
当院での施術後で目に違和感がある場合はすぐにご連絡ください。
受診前に以下の項目を確認しておくと、医師への説明がスムーズになります。
「埋没を何回繰り返したら切開に変えるべきか」という単純な回数基準はありません。個人差があるため、以下の5つの軸で総合的に判断することをお勧めします。
基準1:取れた回数の実績
1-2年の間に2〜3回以上の埋没法が取れている場合、切開法移行を検討する目安とされています(個人差があります)。ただし回数だけで判断するのではなく、次の基準もあわせて確認してください。なお、埋没法の取れやすさについてはも参考にしてください。
基準2:まぶたの状態
まぶたの皮膚が厚い・脂肪が多い・眼瞼下垂(がんけんかすい:まぶたが下がる症状)の傾向があるといった状態では、埋没法の糸が組織に支えられにくく取れやすい傾向があります。鏡でまぶたを確認したとき、「皮膚が二重ラインに重なりやすい」「目が開けにくく感じる」場合は、担当医に相談してみてください。埋没法が向かないまぶたの特徴についてはも参照してください。
基準3:ライフスタイルのコスト許容度
埋没法を繰り返す場合、施術ごとにダウンタイム・費用・休養が発生します。「何度も繰り返したくない」「長く持続する状態にしたい」という方には、切開法移行を検討する動機になります。
基準4:ダウンタイムの許容度
切開法は完成まで3〜6ヶ月が目安とされています。その間は二重の完成形を見極めることが難しい時期が続きます。社会生活への復帰は2〜3週間程度が目安ですが、完成までに時間がかかることへの理解が必要です。
以下の項目をチェックしてみてください。複数に当てはまる場合は、切開法移行についてカウンセリングで相談することをお勧めします。
切開法への移行を検討されている方は、カウンセリングで現在のまぶたの状態を確認することをお勧めします。
切開法移行を決めた場合、既存の埋没糸を先に抜去(ばっきょ:抜き取ること)してから切開するか、切開と同時に処置するかを医師が判断します。
| ケース | 抜糸の方針 | 理由 |
|---|---|---|
| 二重の幅を今よりも狭めたい場合 | 糸を抜糸し、1-2週間経過して幅を狭めたうえで切開の施術を行う | 幅を狭めるシミュレーションができないため |
| 二重の幅を同一又は広げたい場合 | 切開の施術を行い、施術中に糸を抜糸する | 術野に糸がでてくるので、そのタイミングで抜糸してしまうのが最適 |
| 糸による炎症・しこりがある | 先に抜糸・治癒を確認してから切開 | 炎症が残ったまま切開するとリスクが高まる場合がある |
抜糸ありの場合はそれ自体でダウンタイムが生じるため、合計のダウンタイム期間が延びる場合があります。詳細は担当医にご確認ください。切開法移行後のケアについてはもご参照ください。
保証制度が使えるかどうかは、「保証期間」「希望するデザイン」「施術プランの種類」「保証回数」の4つで決まります。受診前にあらかじめ確認しておくことで、カウンセリングがスムーズになります。
美容外科の埋没法には、多くの場合「施術後に取れた場合に一定条件でやり直しを行う保証」が設定されています。ただし保証の内容・条件はクリニックごとに異なります。一般的に多いのは以下のような設定です(業界慣行として広く見られるものです。個別の条件は受診先にご確認ください)。
以下に当てはまる場合、保証制度の対象外となる可能性があります。保証を前提に受診する前に、施術を受けたクリニックに確認してください。
保証制度はあくまで一定条件下でのサポートです。「保証があれば何度でも無料で直せる」という理解は誤りが多いため、ご注意ください。
修正手術のダウンタイムは、初回施術よりも長くなる場合があります。抜糸が事前に必要になる場合があるのと、組織の癒着・炎症履歴・施術の侵襲が蓄積しているためです。以下の目安を参考にしてください(個人差があります)。
| 施術の種類 | 腫れのピーク | 社会生活復帰の目安 | 完成の目安 |
|---|---|---|---|
| 埋没法・初回 | 術後1〜2日 | 3-7日 | 1〜2ヶ月 |
| 埋没法・2回目以降の修正 | 術後1〜2日 | 3-10日 | 1〜2ヶ月 |
| 埋没法・抜糸を伴う修正 | 術後1〜2日(抜糸から8-10日) | 2〜3週間 | 1〜2ヶ月 |
| 切開法移行(初回) | 術後1〜2週間 | 2〜3週間 | 3〜6ヶ月 |
これらはあくまで目安です。同じ施術でも、まぶたの状態・体質・術前の癒着度合いにより差が生じます。
修正手術では、前回施術の影響が組織に残っています。具体的には以下の要因が重なります。
抜糸を伴う修正では、糸を取り除く操作そのものがまぶたに新たな刺激を与えるため、抜糸なしの場合より腫れが強く出る傾向があります。
切開法は皮膚・脂肪・筋肉などを直接操作する施術のため、術後に組織の変化が続きます。術後3〜6ヶ月の期間は主に以下の変化が起きています。
社会生活への復帰は2〜3週間が目安ですが、「完成」は6ヶ月程度を見込んでおく必要があります。
以下は術後ケアの一般的な注意点です(担当医の指示が優先されます)。
修正手術後は初回より腫れが長引くことがあります。2〜3ヶ月経過しても改善傾向が見られない場合や、痛み・左右差が気になる場合は、担当医に相談することをお勧めします。「まだ完成していない段階」と「何らかの問題が生じている段階」を自己判断することは難しいため、不安がある場合は早めに診察を受けてください。
「自分は修正手術を受けられるのか」「リスクが高い状態ではないか」という不安を感じる方は少なくありません。一般的な目安を解説します。ただし最終的な判断は医師の診察のもとで行います。
以下に当てはまる方は、修正手術の相談をスムーズに進めやすい傾向があります。
前回施術から時間が経つほど、組織の安定が進んでいる傾向があります。術後間もない状態での再修正は腫れや癒着の影響が残りやすいため、担当医が慎重に判断します。
以下に当てはまる場合、担当医が施術前に念入りな評価を行うことがあります。「受けられない」ということではなく、丁寧な診察と説明が特に重要になるケースです。
埋没法の修正を繰り返す場合、眼瞼挙筋(がんけんきょきん:まぶたを持ち上げる筋肉)に繰り返し負荷がかかることがあります。これは眼瞼下垂のリスク因子のひとつになりうるとされています(断定できるものではなく、個人差があります)。
眼瞼下垂の前兆として自覚できる症状には以下があります。自分に当てはまると感じる方は、受診時に担当医にお伝えください。
修正手術のカウンセリングでは、以下の情報をお伝えいただくと診察がスムーズです。
なお、切開法への移行後に左右差が生じた場合の対処についてはもご参照ください。
取れた直後は腫れが残っているケースもあります。腫れが引いていない状態での施術は仕上がりの判断が難しくなるため、1〜2週間程度様子を見てから受診するのが一般的な目安です。ただし、糸が皮膚・粘膜から出てきている場合や、目に痛み・充血がある場合は早めの受診をお勧めします。
3〜4回程度が一般的な目安として語られますが、まぶたの状態・術式・体質によって異なります。「何回以内なら安全」という断定はできません。繰り返すごとにまぶたへの負担が蓄積する傾向があるため、1-2年のうちに2〜3回取れた経験がある方は切開法移行を含めた選択肢についてカウンセリングで相談することをお勧めします。
保証制度が使える状態であれば、同院でのやり直しが費用・情報引き継ぎの面で有利なことが多いです。術者の対応や技術に不満・不信感がある場合は、他院転院も選択肢のひとつです。どちらが「正解」とは一概には言えません。迷っている場合は、まずカウンセリングで現状を相談してみてください。
同時に行えるケースと、抜糸後に一定期間(目安:1週間〜1ヶ月)をおいてから再施術するケースがあります。まぶたの癒着の程度・糸の状態・希望するデザインなどを確認した上で、医師が判断します。
幅を狭くする修正は、抜糸が必要となるため広げる修正よりダウンタイムが長くなります。抜糸後に組織が安定するまでの期間(目安:1週間〜1ヶ月程度)をおいてから再施術するのが一般的な流れです。希望するデザインと現在のまぶたの状態を合わせて診察でご確認ください。
はい、早めの受診をお勧めします。目の充血・痛み・異物感がある場合は当日中の受診をお勧めします。目に違和感がない場合でも、最短で受診するようにしてください。詳しくは「緊急対応:糸が皮膚から出てきた場合」をご覧ください。
一般的には初回より長くなる傾向があります。組織の癒着・炎症履歴・侵襲の蓄積が影響するためです。切開法への移行を伴う場合は、完成まで3〜6ヶ月が目安となります。詳しくは「やり直し・修正手術後のダウンタイムはどれくらい?」をご覧ください。
保証制度は使えませんが、自費での修正手術は受けられます。他院転院という選択肢もあります。
他院での施術後の修正にも対応しております。カウンセリングの際、術式・糸の種類・前回施術日などの情報をお持ちいただくと、より正確な診断と提案が可能です。情報が不明な場合でも、まずはご相談ください。無料カウンセリングの予約またはLINEでのご相談よりお気軽にどうぞ。
二重整形のやり直しを検討する際は、まず「症状の緊急度」を確認することが大切です。糸が皮膚から出ている場合は早急な対応が必要ですが、むくみや軽度の左右差であれば経過を見ることで解決する場合もあります。
次に、同院でのやり直し・他院転院・切開法移行という3つの選択肢を状況に応じて比較してください。保証制度の有無・術者への信頼・まぶたの状態・ライフスタイルを軸に判断することをお勧めします。
自分に合った選択肢を見つけるには、信頼できる医師のカウンセリングが欠かせません。AI Beauty Clinicでは他院での施術後の修正にも対応しており、無料カウンセリングでまぶたの状態を確認した上で、個別のご提案をいたします。
まずはお気軽にご相談ください。
監修医師:尾崎 宥文(おざき ひろふみ)
役職:AI Beauty Clinic 院長
専門:美容外科・美容皮膚科
経歴:京都大学医学部医学科卒業 → 日本赤十字社医療センター → 東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンター → AI Beauty Clinic 院長
本記事は AI Beauty Clinic 院長・尾崎宥文(美容外科医)の監修のもとに作成しています。掲載内容は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状に不安がある場合は担当医にご相談ください。