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持病・常用薬がある方の小陰唇縮小|糖尿病・高血圧・抗凝固薬等の注意点|池袋の美容外科・美容皮膚科|エーアイクリニック(AI clinic)

持病・常用薬がある方の小陰唇縮小|糖尿病・高血圧・抗凝固薬等の注意点

共同監修:尾崎 宥文(AI Beauty Clinic 院長 / 美容外科医)・田中 里佳(AI Beauty Clinic 医師 / 美容外科医)

尾崎 宥文:京都大学医学部医学科卒業。日本赤十字社医療センター、東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンターを経て、AI Beauty Clinic 院長に就任。美容外科・美容皮膚科を専門とする。

田中 里佳:滋賀医科大学医学部卒業。練馬総合病院、慶應義塾大学病院 形成外科を経て美容医療に従事。AI Beauty Clinic 医師。美容外科・美容皮膚科を専門とする。

「持病があるから、きっと断られる」「主治医に美容整形と言い出しにくい」——そのような不安を抱えながら、小陰唇縮小を検討されている方は少なくありません。

持病・常用薬がある方でも、コントロールの状況や薬の種類によっては施術をご相談いただける場合があります。ただし、可否は個別判断が前提です。薬を自己判断で中断することは絶対に行わないでください。まずは主治医への相談と、当院カウンセリングでの正直な申告が安全への第一歩になります。

この記事では、糖尿病・高血圧・抗凝固薬・ピル・サプリメント・甲状腺疾患・自己免疫疾患・アレルギーなど、さまざまな持病・常用薬ごとに注意すべき点を解説します。東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンター出身の尾崎院長と、慶應義塾大学病院 形成外科を経た田中里佳医師が共同で監修しています。

小陰唇縮小の基本情報については、小陰唇縮小の基礎知識・術式についてもあわせてご参照ください。


既往歴・常用薬は必ず申告してください|安全な施術のための前提

既往歴や常用薬の申告は、安全な施術を行うための絶対的な前提です。「日帰りの局所麻酔だから大丈夫」という考えは、残念ながら正確ではありません。

なぜ外来・局所麻酔の手術でも申告が必要なのか

小陰唇縮小は局所麻酔を用いた外来手術であり、全身麻酔の大手術と比べると身体への負担は小さいです。しかし、「日帰りだから安全」「局所麻酔だから何でも問題ない」というわけではありません。

公益社団法人 日本麻酔科学会(よくある術前合併症)が示すように、外来手術であっても術前評価は安全確保の基本です。既往歴や常用薬の情報がなければ、適切なリスク管理を行うことができません。

具体的には、以下のようなリスクが申告漏れによって生じる可能性があります。

  • 麻酔への反応:アレルギー歴がある場合、麻酔薬の選択が重要になります
  • 出血リスクの増大:抗凝固薬・抗血小板薬を服用中に術前の対応を怠ると、術中・術後の出血が増加する可能性があります
  • 感染リスクの増大:免疫抑制状態(糖尿病コントロール不良・免疫抑制剤服用中など)では、術後感染の可能性が高まります
  • 創傷治癒の遅延:高血糖や血流障害があると、縫合部位の回復が遅れる場合があります

「主治医に言いにくい」という気持ちは理解できます

美容目的の施術であることを、かかりつけの主治医に打ち明けにくいと感じる方は多くいらっしゃいます。その気持ちはよく理解できます。

ただ、薬の調整や休薬の可否は、処方している主治医にしか判断できません。「美容外科での手術を予定しています」とだけ伝えていただくことで、多くの場合は必要な情報が得られます。詳細の説明については、当院からサポートすることも可能ですので、カウンセリング時にご相談ください。

「サプリは薬じゃないから言わなくていい」は誤解です

お薬手帳に記載されていない市販薬・サプリメント・健康食品も、手術に影響することがあります。「自然派だから大丈夫」「ビタミン剤だから問題ない」という思い込みは危険です。一部のサプリメントに含まれる成分は、出血リスクを高めることが知られています(詳細は後述のセクションで解説します)。

当院のカウンセリングで確認すること

当院では初回カウンセリングの際に、以下の事項を丁寧に確認しています。

  • 現在の疾患・治療状況(いつから・どの科・どのような薬を使用中か)
  • 服用中の薬・サプリメント・健康食品の全種類
  • 過去の手術歴・麻酔歴・アレルギー歴
  • 直近の血液検査結果(必要時・手元にある場合)

これらの情報を正確にお伝えいただくことが、安全な施術に向けた第一歩です。申告内容によって施術を保証するわけではありませんが、正確な情報があってはじめて個別の判断が可能になります。詳しいプロセスは後述の「当院での個別判断プロセス」セクションでご確認いただけます。


糖尿病がある方へ|血糖コントロールと創傷治癒の関係

糖尿病がある方でも、血糖コントロールの状況によっては施術をご相談いただける場合があります。ただし、高血糖の状態では術後の回復に影響が出る可能性があります。まずは糖尿病担当医への相談と、当院カウンセリングでの正確な申告が必要です。

高血糖が手術後の回復に与える影響

血糖値が高い状態が続くと、身体の防御機能や修復力が低下します。具体的には次のような影響が生じる可能性があります。

  • 創傷治癒の遅延:免疫細胞や修復に必要な細胞の働きが低下し、縫合部位の回復が遅れる場合があります
  • 感染リスクの増大:白血球の機能が低下するため、細菌感染を防ぐ力が弱まります
  • 血流障害:高血糖が続くと末梢の血流が悪くなり、傷口への酸素・栄養供給が妨げられます

日本麻酔科学会「よくある術前合併症 – 糖尿病」では、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー:過去1〜2か月の平均血糖値を示す指標)の管理状況が術前評価の重要な要素の一つとして挙げられています。目安についての具体的な数値は断定的な合否基準として記載することは適切ではなく、あくまで担当医が個別に判断します。コントロール不良の場合は、安全を優先して施術を延期していただく可能性があります。

インスリン製剤や経口血糖降下薬(飲み薬で血糖を下げる薬)を使用している方は、術当日の服薬・投与のタイミングについて、必ず糖尿病担当医に事前に確認してください。自己判断での変更は避けてください。

術前に確認すべきこと(血液検査・担当医への相談)

カウンセリング時には、以下をご持参いただけると、より正確な判断が可能になります。

  • お薬手帳(使用しているインスリン製剤・経口血糖降下薬の種類・用量が確認できるもの)
  • 直近の血液検査結果(HbA1cおよび血糖値が分かるもの)

当院では、小陰唇縮小の術前血液検査をルーチンでは実施しておりません。既往歴・服薬状況の問診を安全確認の中心としているためです。ただし、診察の結果、血糖・HbA1c等の確認が必要と判断した場合は、院内で採血検査を行う、または医療機関の受診をご案内することがあります。

また、カウンセリングの前後に糖尿病担当医にも「美容外科での手術を予定している」旨をお伝えいただくことをお勧めします。術当日の薬の取り扱いについては、糖尿病担当医の指示を最優先としてください。

術後の創傷管理の詳細は術後ダウンタイムと創傷管理もご参照ください。


高血圧がある方へ|術中・術後の血圧管理と降圧薬の取り扱い

高血圧がある方でも、血圧が適切に管理された状態であれば施術をご相談いただける場合があります。ただし、著しくコントロール不良の状態では手術を延期していただくことがあります。降圧薬(血圧を下げる薬)を自己判断でやめることは絶対に行わないでください。

未治療・コントロール不良の高血圧が手術に与えるリスク

血圧がコントロールできていない状態での手術には、次のようなリスクが伴う可能性があります。

  • 麻酔時の血圧変動:局所麻酔でも緊張や痛み刺激によって血圧が大きく変動することがあります
  • 術後出血リスクの増大:血圧が高いと縫合部位からの出血が増える可能性があります
  • 脳血管系リスク:著しい高血圧状態での手術は、脳卒中等の重篤な合併症リスクに影響します

日本麻酔科学会「よくある術前合併症 – 高血圧」では、未治療や著しくコントロール不良の高血圧は手術延期の検討対象として挙げられています。

降圧薬の術当日の取り扱いについて

降圧薬は一般的に、術当日も継続することが基本です。日本麻酔科学会「よくある術前合併症 – 降圧薬」でも同様の考え方が示されています。ただし、薬の種類によって注意が必要な場合があります。

  • カルシウム拮抗薬(カルシウムチャンネルブロッカー):一般的に術当日も継続します
  • ARB(アンジオテンシン受容体拮抗薬)・ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬):麻酔時の血圧低下に影響する可能性があるため、担当医または麻酔を担当する医師の指示を確認する必要があります
  • 利尿薬(体内の余分な水分を排出して血圧を下げる薬):術当日の服用タイミングについて担当医に確認してください

重要:どの降圧薬であっても、自己判断で服用を中断することは絶対にしないでください。急な服用中止は血圧の急上昇(リバウンド)につながる場合があります。

カウンセリング時の推奨持参物

  • お薬手帳(降圧薬の種類・用量が分かるもの)
  • 自宅血圧の記録(朝・夜の血圧を記録している手帳やアプリの記録)

当院では必要に応じて血圧測定を実施し、術前評価を行います。


抗凝固薬・抗血小板薬を服用中の方へ|休薬は必ず主治医の指示で

⚠️ 重要な警告
抗凝固薬・抗血小板薬を服用中の方は、自己判断で薬を中断することは絶対に行わないでください。急な中断は血栓塞栓症・心筋梗塞・脳梗塞などの重篤なリスクを引き起こす可能性があります。休薬の可否・期間・タイミングはすべて処方主治医の指示に従ってください。

抗凝固薬や抗血小板薬を服用している方が手術を検討する際、最も慎重な対応が必要です。婦人科形成術は出血が心配な手術であり、当院では、これらの薬を内服中のままの手術は行っておりません。手術をご希望の場合は、処方主治医と休薬の可否・期間についてご相談いただき、休薬が完了した状態でご来院いただくことが前提です。休薬が難しいと主治医が判断される場合は、当院での手術はお受けいただけません。

自己判断での休薬が命に関わる理由

抗凝固薬(血液を固まりにくくする薬)や抗血小板薬(血小板の働きを抑える薬)は、心房細動・深部静脈血栓症・心筋梗塞・脳梗塞などの予防のために処方されています。これらの薬を突然やめると、血液が固まりやすい状態に戻り、血栓(血の塊)ができるリスクが高まります。

血栓が心臓の血管を詰まらせれば心筋梗塞、脳の血管を詰まらせれば脳梗塞につながる可能性があります。どちらも命に直接関わる状態です。

「出血が怖いから手術前にやめてしまおう」という判断は、より大きなリスクを招きかねません。

薬のカテゴリごとの医学的な考え方

服用している薬の種類によって、術前の管理方法は異なります。

  • ワルファリン系抗凝固薬(血栓予防・不整脈・人工弁置換後などに使用):休薬や代替療法の必要性について主治医(循環器内科・神経内科等)の判断が不可欠です
  • 直接経口抗凝固薬(DOAC:ドアック)(比較的新しい抗凝固薬のカテゴリ):半減期が短く、比較的管理しやすい場合もありますが、休薬可否・タイミングはすべて処方医の判断に委ねます
  • 抗血小板薬(脳梗塞・心臓疾患の再発予防などに使用):休薬の影響が大きいため、特に注意が必要です

いずれのカテゴリであっても、当院の判断だけで休薬を指示することはありません。まず処方している主治医に休薬の可否・期間をご相談いただき、休薬が完了した状態でカウンセリングにお越しください。主治医が休薬は難しいと判断された場合は、当院での手術はお受けいただけません。

複数の診療科にかかっている方へ

循環器内科・神経内科・整形外科など複数の診療科に通院中で、それぞれから異なる薬が処方されている場合は特に注意が必要です。どの科の主治医に相談すればよいか分からない場合は、かかりつけ医(内科)または最も長く通院している科の担当医にご相談ください。

当院では必要に応じて、主治医への確認(紹介状相当の問い合わせ)を行うサポートも対応しています。カウンセリング時にご相談ください。

当院からのサポート

手術を検討していることを主治医に伝えることが難しい場合、当院から主治医への確認を行う形でのサポートも可能です。お薬手帳・処方薬の情報・複数科への通院情報をカウンセリング時にお持ちください。

(参照:公益社団法人 日本麻酔科学会「よくある術前合併症」)


経口避妊薬(ピル)を服用中の方へ|血栓リスクと休薬の考え方

経口避妊薬(ピル)を服用中の方は、手術前の休薬について処方医に必ず確認が必要です。術前後の服用は深部静脈血栓リスクに影響するとされていますが、当院の小陰唇縮小のような短時間・日帰りの手術における休薬の要否は個別判断となります。自己判断での中断は避け、処方医の指示に従ってください。

手術とピルの組み合わせで血栓リスクが高まる理由

低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤(OC/LEP:経口避妊薬・月経困難症治療薬のカテゴリ)には、血液を固まりやすくする作用があります。手術中は体を動かさない時間が続くため、足の静脈の血流が滞りやすくなります。この状態と経口避妊薬の作用が重なると、深部静脈血栓症(DVT:足の深い静脈に血栓ができる病態)のリスクが高まるとされています。

日本麻酔科学会「よくある術前合併症 – 経口避妊薬」では、長時間の手術や術後に安静が続く大きな手術を中心に、手術前4週間の休薬が推奨されています。一方、当院の小陰唇縮小のような短時間・日帰りの手術における休薬の要否は個別判断となります。休薬・継続のいずれについても、自己判断で決めず、処方医の指示を最優先としてください。

月経困難症・ニキビ治療目的で服用している方へ

ピルを避妊以外の目的——月経困難症の治療、月経不順の改善、ニキビ治療などで服用している方も多くいらっしゃいます。そのような方は、休薬することで治療目的への影響が生じる場合があります。

休薬するかどうかの判断は、施術の内容・タイミング・現在の治療状況を考慮して、処方医が行います。当院カウンセリング時には服用目的も含めて申告してください。担当医が処方医との連携をサポートします。

なお、当院婦人科形成シリーズでは、月経中であっても施術を受けていただくことが可能です(タンポン等の使用で対応)。月経調整のためにピルを服用している場合も、まずはカウンセリングでご相談ください。


サプリメント・健康食品を摂取中の方へ|「自然派」でも手術に影響します

「サプリは薬じゃないから申告しなくていい」という考えは、残念ながら誤りです。一部のサプリメントや健康食品に含まれる成分は、出血リスクを高めたり、麻酔薬の作用に影響したりすることが知られています。

日本麻酔科学会「よくある術前合併症 – 健康食品・サプリメント」では、手術前の摂取について注意が必要な成分が示されています。

出血リスクを高める可能性のある主な成分

以下は、代表的な注意が必要な成分のカテゴリです。特定のブランド・商品を指定するものではありません。

  • オメガ3系脂肪酸(魚油・DHA・EPAなど):血小板の機能を抑制し、出血を増やす可能性があります
  • ナットウキナーゼ(納豆菌由来の成分):血液を固まりにくくする作用があるとされています
  • ビタミンE(高用量):抗酸化作用がある一方、高用量では出血傾向に影響する場合があります
  • ショウガ・ウコンなどの機能性食品成分:血小板の働きを抑制する可能性があるとされています

術前の対応方針

一般的には、術前2〜3週間前からの摂取中止が推奨されていますが、当院の小陰唇縮小のような短時間・日帰りの手術における休薬の要否は個別判断となります。成分の種類や摂取量によって判断は異なるため、自己判断で中止・継続を決めず、「このサプリは大丈夫か」という判断は担当医にお任せください。

カウンセリング時には、服用中の処方薬と同様に、摂取しているすべてのサプリメント・健康食品をお申し出ください。商品名・成分表が分かるものをお持ちいただけると、より正確な判断が可能です。


その他の疾患・状況がある方へ

糖尿病・高血圧・抗凝固薬・ピル以外の疾患や状況がある方も、当院カウンセリングでご相談いただけます。以下に代表的な疾患・状況ごとの注意点をまとめます。

甲状腺疾患がある方

甲状腺機能が安定している場合には施術をご相談いただける場合があります。しかし、コントロール不良の状態では手術のリスクが高まります。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病などで甲状腺ホルモンが過剰に分泌される状態)がコントロール不良の場合、手術のストレスが引き金となって甲状腺クリーゼ(甲状腺ホルモンが急激に増加する重篤な状態)が起こるリスクがあります。

甲状腺機能低下症(橋本病などで甲状腺ホルモンが不足する状態)がある方も、術前の管理状況を確認する必要があります。

いずれの場合も、甲状腺ホルモン値が安定していることを内分泌科の主治医に確認のうえ、当院カウンセリングにお越しください。

自己免疫疾患・免疫抑制剤・ステロイドを服用中の方

関節リウマチ・全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患で免疫抑制薬を使用中の方は、術後の感染リスクと創傷治癒遅延の可能性があります。

日本麻酔科学会「よくある術前合併症 – 関節リウマチ」では、免疫抑制薬の術前管理について言及があります。休薬の要否は処方医の判断が必要です。

副腎皮質ステロイド薬(炎症を抑える薬として長期服用される場合がある)については、急な中断は絶対に行わないでください。長期服用中の方が急に服用をやめると、副腎不全(血圧が急低下する重篤な状態)を引き起こす可能性があります。手術前後の用量調整が必要になる場合があるため、必ず処方医と相談してください。

当院カウンセリング時には、使用している免疫抑制薬・副腎皮質ステロイド薬の種類・用量を正確にお申し出ください。

腎機能障害・慢性腎臓病がある方

腎機能が低下している方は、術後に処方される鎮痛薬の選択に注意が必要です。

一般的な鎮痛薬として使用されるNSAIDs系(非ステロイド性抗炎症薬:痛みや炎症を抑える薬のカテゴリ)は、腎機能が低下している方では腎機能をさらに悪化させる可能性があります。術後の処方薬については、腎機能の状態を事前に担当医に伝えておくことが重要です。

当院では術前に腎機能の指標(eGFR等)を確認する場合があります。直近の血液検査結果がある場合はご持参ください。

喫煙している方

喫煙習慣は、術後の傷の回復に直接影響します。喫煙によって体内の一酸化炭素濃度が上がり、血液の酸素運搬能力が低下します。また、末梢の血管が収縮することで、傷口への血流・栄養供給が妨げられます。

術前4週間以上の禁煙が推奨されています。加熱式タバコ・電子タバコも同様の影響があるため、同じく術前からの中断をお勧めします。「手術後だけやめれば大丈夫」という考えは誤りで、術前からの禁煙が回復の質に大きく影響します。

産後の方・授乳中の方向けの関連情報は産後の小陰唇縮小についてもご参照ください。


アレルギー歴・麻酔薬アレルギーがある方へ|尾崎院長の専門知識

アレルギー歴や麻酔薬への反応歴がある方でも、アレルギーの種類と代替薬の選択によっては施術をご相談いただける場合があります。正確な申告と事前の確認が安全確保の鍵です。

当院院長・尾崎宥文は、東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンターで培った麻酔管理の専門知識をもとに、アレルギー歴のある方への対応を行っています。麻酔に精通した医師が術前から関わる体制は、当院の安全管理上の強みの一つです。

申告すべきアレルギー歴の種類

以下の情報は、施術前に必ず申告してください。

  • 局所麻酔薬へのアレルギー歴(以前の歯科・外科治療での麻酔に反応した経験)
  • ラテックス(天然ゴム)アレルギー(手袋・医療器具に含まれるゴム素材への反応)
  • 薬物アレルギー全般(抗生物質・鎮痛薬・造影剤など)
  • 食物アレルギー(一部の食物アレルギーはラテックスアレルギーと関連する場合があります)
  • 過去の手術・麻酔での重篤な反応歴(アナフィラキシー:全身性の急性アレルギー反応)

局所麻酔薬のアレルギーについて

局所麻酔薬には、大きく分けてエステル型とアミド型の2種類があります。

  • エステル型局所麻酔薬:アレルギーが比較的起こりやすいとされる薬剤群です
  • アミド型局所麻酔薬:現在の外科・歯科で広く使われており、アレルギー反応は少ないとされています

エステル型への既往がある場合でも、アミド型の代替薬を選択することで対応できる場合があります(日本麻酔科学会「よくある術前合併症 – アレルギー・アナフィラキシー」参照)。ただし、どちらの薬剤を使用できるかは、アレルギーの種類・重症度・個人の状況によって判断が異なります。


当院での個別判断プロセス|問診から主治医連携まで

持病・常用薬がある方の施術可否は、すべてカウンセリング後の個別判断が前提です。当院では施術をお約束するものではありませんが、正確な情報をもとに丁寧に判断します。

カウンセリング時の持参物リスト

以下をお持ちいただけると、より正確な判断が可能です。書面がない場合も、担当医がカウンセリングで詳しく確認しますのでご安心ください。

持参物対象となる方
お薬手帳(または服用薬の一覧)すべての方
直近の血液検査結果糖尿病・腎機能障害・凝固機能が心配な方
アレルギー検査の結果薬物・麻酔アレルギーがある方
摂取中のサプリメントのリストサプリ・健康食品を摂取している方

術前評価の流れ

  1. 詳細な問診:現在の疾患・治療歴・薬の種類・アレルギーなどを確認します
  2. 必要に応じた血液検査等の確認:当院では術前血液検査をルーチンでは実施していませんが、既往歴・服薬内容から必要と判断した場合は、院内で採血検査を行う、または医療機関の受診をご案内することがあります
  3. 施術可否の個別判断:得られた情報をもとに担当医が個別に判断します
  4. 主治医への確認・連携:必要に応じて主治医への確認連絡を行います

主治医との連携フロー

施術に際して主治医の確認が必要な場合、当院から主治医への問い合わせ(紹介状相当の連絡)を行うことができます。「主治医への連絡の仕方が分からない」「主治医に美容外科での手術を申し出にくい」という方も、当院担当医がサポートしますのでカウンセリングでお気軽にご相談ください。

複数の持病をお持ちの方(高血圧+糖尿病など)も、個別の状況に応じて判断しますので、すべての疾患・薬を正確にお申し出ください。

女性医師のご指名について

当院では、女性医師・田中里佳医師への指名が可能です。婦人科形成の施術については、担当医全員が配慮ある対応を行いますが、女性医師をご希望の場合はカウンセリング予約時にお申し出ください。

なお、婦人科形成のカウンセリングはオンラインでは承っておりません。ご来院またはLINEでのご相談をご利用ください。

持病・常用薬についての不安は、まずカウンセリングでご相談ください。お薬手帳をお持ちいただければ、担当医が詳しく確認いたします。

小陰唇の状態チェックで施術検討の参考にする方法もございます。縁切除法と術式の詳細比較小陰唇縮小との同時施術副皮除去(パラプラスティ)の基礎クリトリス包茎手術の基礎後悔しないクリニック選びのポイント術後の性交渉再開についてもあわせてご覧いただけます。

女性医師(田中里佳医師)の指名も承ります
オンラインカウンセリングは承っておりません。ご来院またはLINEでご相談ください。


よくある質問(FAQ)

Q1. 未成年ですが持病があります。小陰唇縮小を受けられますか?

A. 受けていただける場合があります。17歳以下の方は親権者(親または法定代理人)の同意書が必要で、当院ではカウンセリング段階からの同伴もお願いしています。2022年の民法改正により18歳以上の方は法律上成年のため、同意書なしでご受診いただけます。持病がある場合は、親権者の方とご一緒にカウンセリングを受けていただき、担当医が個別に状況を確認したうえで判断いたします。まずはお薬手帳や直近の検査結果をお持ちのうえ、ご来院ください。

Q2. 月経中でも施術を受けられますか?常用薬がある場合はどうすればよいですか?

A. 月経中でも施術は可能です(タンポン等の使用で対応いたします)。常用薬がある場合は、カウンセリング時に必ず担当医に申告してください。担当医の指示に従って、術前の対応方針を決定します。

Q3. 妊娠中ですが手術を受けられますか?

A. 妊娠中は施術をお受けいただけません。妊娠の可能性がある場合も、必ずカウンセリング時にお申し出ください。

Q4. 授乳中ですが持病の薬も飲んでいます。受けられますか?

A. 授乳中の方は基本的に施術をご相談いただけます。ただし、麻酔・術後に処方される薬の乳児への影響については、個別にカウンセリングで確認が必要です。持病の薬についても担当医に申告し、授乳を含めた安全性を確認したうえで判断いたします。

Q5. 高血圧の薬を飲んでいますが、小陰唇縮小は受けられますか?

A. 血圧が管理されている状態であれば施術をご相談いただける場合があります。降圧薬は原則として術当日も継続が基本ですが、薬の種類によっては担当医の確認が必要です。自己判断での服用中断は行わないでください。可否は個別判断のため、カウンセリングで詳しく確認いたします。

Q6. 糖尿病があると傷が治りにくいと聞きましたが、手術は大丈夫ですか?

A. 高血糖の状態では、創傷治癒が遅れたり感染リスクが高まる可能性があります。血糖コントロールの状況によって判断が異なります。糖尿病担当医へのご相談と、当院カウンセリングでの申告を行ってください。コントロール不良の場合は施術を延期していただくことがあります。

Q7. 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を服用中ですが、自分でやめてもいいですか?

A. 自己判断での休薬は絶対に行わないでください。抗凝固薬を急に中断すると、血栓塞栓症・心筋梗塞・脳梗塞等の重篤なリスクが生じる可能性があります。また、当院ではこれらの薬を内服中のままの手術は行っておりません。処方主治医と休薬の可否・期間についてご相談いただき、休薬が完了した状態でご来院ください。休薬が難しいと主治医が判断される場合は、当院での手術はお受けいただけません。

Q8. ピルを飲んでいますが、手術前に中断する必要がありますか?

A. 経口避妊薬(ピル)は手術前後の深部静脈血栓リスクに影響するとされています(日本麻酔科学会参照)。長時間の手術や術後安静が続く大きな手術では術前4週間の休薬が推奨されていますが、当院の小陰唇縮小のような短時間・日帰りの手術での休薬の要否は個別判断となります。自己判断で中止せず、服薬中であることをカウンセリング時に服用目的も含めて必ずお申し出ください。処方医の指示が最優先です。

Q9. サプリメントは手術に影響しますか?いつまでに止めればよいですか?

A. 一部のサプリメントには出血リスクを高める成分が含まれています。「自然派だから大丈夫」という考えは危険です。一般的には術前2〜3週間前からの摂取中止が推奨されていますが、当院の短時間・日帰り手術での休薬の要否は個別判断です。自己判断で中止・継続を決めず、カウンセリング時に摂取中のものをすべて申告してください。

Q10. 甲状腺の病気があります。小陰唇縮小は受けられますか?

A. 甲状腺機能が安定した状態であれば施術をご相談いただける場合があります。コントロール不良の場合は手術リスクが高まるため、内分泌科主治医への確認が必要です。個別判断のため、カウンセリング時に疾患の状況をお申し出ください。

Q11. 主治医には美容整形を受けることを言いたくないのですが、必ず伝えなければなりませんか?

A. 安全な施術のために主治医への申告は強くお勧めします。美容目的であることを言いにくい気持ちはよく理解できます。ただ、薬の調整・休薬の可否は処方主治医にしか判断できません。「美容外科での手術を予定しています」とだけお伝えいただくことで十分な場合も多く、詳細については当院からサポートすることも可能です。

Q12. カウンセリングの際に何を持参すればよいですか?

A. 以下をお持ちいただけると、より正確な判断が可能です。

  • お薬手帳(または服用薬の一覧)
  • 直近の血液検査結果(手元にある場合)
  • 摂取中のサプリメントのリスト

書面がない場合も、担当医がカウンセリングで詳しく確認いたしますのでご安心ください。


持病・常用薬別の対応方針一覧

以下の表は、主な持病・常用薬カテゴリごとの注意点をまとめたものです。施術可否の基準ではなく、主な確認ポイントの参考としてご覧ください。

疾患・薬カテゴリ主なリスク必要な確認事項参照ガイドライン
糖尿病創傷治癒遅延・感染リスク増大血糖・HbA1c値・糖尿病担当医への相談日本麻酔科学会(糖尿病)
高血圧麻酔時血圧変動・術後出血・脳血管リスク降圧薬の種類・自宅血圧記録・担当医指示日本麻酔科学会(高血圧・降圧薬)
抗凝固薬・抗血小板薬術中・術後出血増大(休薬時は血栓リスク)内服中のままの手術は不可。主治医と休薬可否を相談し休薬後に来院(自己判断禁止)日本麻酔科学会(術前合併症総論)
経口避妊薬(OC/LEP)深部静脈血栓リスク処方医による休薬可否の判断日本麻酔科学会(経口避妊薬)
サプリメント出血リスク増大(成分による)成分・用量の全申告・術前2〜3週中止目安日本麻酔科学会(健康食品・サプリ)
甲状腺疾患甲状腺クリーゼ(機能亢進症コントロール不良時)甲状腺ホルモン値の安定確認・内分泌科主治医相談
自己免疫疾患・ステロイド感染リスク・創傷治癒遅延・副腎不全(急中断時)免疫抑制薬・ステロイドの種類・処方医との連携(急中断禁止)日本麻酔科学会(関節リウマチ)
アレルギーアナフィラキシー・麻酔反応アレルギーの種類・代替薬の検討・アレルギー科受診推奨日本麻酔科学会(アレルギー・アナフィラキシー)

参考文献・情報源

本記事の作成にあたり、以下の一次情報源を参照しています。


まとめ

持病・常用薬がある方が小陰唇縮小を検討する際、最も大切なことは3点です。

  1. 正確に申告する:疾患・薬・サプリすべてを正直に伝えることが安全の第一歩
  2. 自己判断で薬をやめない:特に抗凝固薬・ステロイドの自己中断は命に関わります
  3. 主治医と当院が連携する:施術可否はカウンセリング後の個別判断。主治医の指示を最優先にしてください

「断られるかもしれない」という不安がある方も、まずはカウンセリングでご相談ください。麻酔科経歴を持つ院長・尾崎宥文と、慶應義塾大学病院 形成外科を経た田中里佳医師の共同監修のもと、担当医が安全性を重視しながら丁寧に対応いたします。

女性器形成(婦人科形成)の施術一覧はこちらからご覧いただけます。

詳しい料金は料金ページをご確認ください。

女性医師(田中里佳医師)の指名も承ります
オンラインカウンセリングは承っておりません。ご来院またはLINEでご相談ください。


監修医師

共同監修


尾崎 宥文(おざき ひろふみ)

役職:AI Beauty Clinic 院長 / 専門:美容外科・美容皮膚科

経歴:京都大学医学部医学科卒業 → 日本赤十字社医療センター → 東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンター → AI Beauty Clinic 院長


田中 里佳(たなか さとか)

役職:AI Beauty Clinic 医師 / 専門:美容外科・美容皮膚科(形成外科出身)

経歴:滋賀医科大学医学部卒業 → 練馬総合病院 → 慶應義塾大学病院 形成外科 → AI Beauty Clinic 医師

本記事は AI Beauty Clinic 院長・尾崎宥文(美容外科医)と田中里佳医師(美容外科医)の共同監修のもとに作成しています。掲載内容は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状に不安がある場合は担当医にご相談ください。

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