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共同監修:尾崎 宥文(AI Beauty Clinic 院長 / 美容外科医)・田中 里佳(AI Beauty Clinic 医師 / 美容外科医)
尾崎 宥文:京都大学医学部医学科卒業。日本赤十字社医療センター、東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンターを経て、AI Beauty Clinic 院長に就任。美容外科・美容皮膚科を専門とする。
田中 里佳:滋賀医科大学医学部卒業。練馬総合病院、慶應義塾大学病院 形成外科を経て美容医療に従事。AI Beauty Clinic 医師。美容外科・美容皮膚科を専門とする。
最終更新日:2026-08-16
小陰唇縮小の医師選びで最も重視したいのは、カウンセリングの質です。次いで、症例写真や症例数の示し方、アフターケア体制も確認しておきたいポイントです。「名医」かどうかを客観的に判定できる公的な基準やランキングは存在しません。だからこそ、ご自身の目で確認できる情報をもとに判断することが大切です。本記事では、カウンセリングの質・アフターケア体制・症例の見方といった、客観的な確認ポイントを美容外科医が解説します。
医師選びで確認したいポイントは、大きく3つに整理できます。切除の設計と術後の経過が仕上がりを左右するため、この順番で確認することをお勧めします。
それぞれの詳しい確認ポイントは、次の章から順にご紹介します。
医師を選ぶうえで、もっとも重視すべきはカウンセリングの質です。切除量の設計は患者さまごとに異なり、対面での丁寧なすり合わせでしか精度を高められないためです。
なぜカウンセリングがこれほど重要なのでしょうか。理由は主に3つあります。
第一に、小陰唇縮小は切除量の設計がすべてを左右する施術です。切りすぎてしまう過剰切除は、後から元に戻すことができません。適切な切除量は、お一人おひとりの解剖学的な状態に応じて個別に決まります。だからこそ、対面で現物を見ながら医師とすり合わせるプロセスの質が、仕上がりを大きく左右します。
第二に、仕上がりの「正解」は患者さまごとに異なります。どのくらい小さくしたいか、どのくらい残したいかという好みには個人差があります。医師が皆さまの希望を正確に汲み取れているかどうかは、カウンセリングの場でしか確認できません。
第三に、資格や症例数はあくまで「その医師が過去にどうだったか」を示す情報です。一方でカウンセリングは、「自分自身のケースをどう扱ってくれるか」を、施術前にもっとも直接的に確かめられる機会といえます。
こうした理由から、カウンセリングでは以下の点を確認することをお勧めします。
設計の具体性
「どこを、どのくらい切除するか」を、具体的に説明してくれるかを確認しましょう。抽象的な説明だけで終わる場合、術後のイメージにズレが生じやすくなります。
施術方針を医師が決めているか
説明や料金のご案内はカウンセラーが担当することもあります。大切なのは、医師が診察したうえで切除量の設計や施術方針を決めているかどうかです。方針について疑問点があれば、医師に直接確認できる機会があるかも、事前に確認しておきたい点です。
リスク・副作用の説明
過剰切除・左右差・創離開・感染・血腫など、起こりうるリスクについて丁寧な説明があるかも重要です。良い面だけでなく、リスクにも触れる姿勢は、情報開示の誠実さを示します。
ダウンタイムの説明の具体性
腫れや痛みのピークの時期、抜糸の時期などの説明があるかを確認しましょう。仕事や運動の再開の目安まで具体的に話してくれるかも重要です。
女性医師への指名可否
婦人科形成の相談は、女性医師に担当してほしいと感じる方も少なくありません。女性医師への指名が可能かどうかも、安心材料のひとつになりえます。当院では、女性医師のご指名を承っております。
当院のカウンセリングは、対面またはLINEでのご相談で対応しています。オンラインカウンセリングは行っておりません。ご来院前の疑問点は、まずLINEでお気軽にお問い合わせください。
当日どのような質問をすればよいか、具体的なリストを確認したい方は、以下の記事もご参照ください。
医師の技量を判断する材料としては、症例写真を実際に見て、自分の状態に近いケースがあるかを確認することが役立ちます。症例数は参考程度に留め、数の多さだけで判断しないことが大切です。
症例写真を確認する際に見るべき点は、主に次の4つです。
とくに大切なのは、ご自身の状態に近いケースが掲載されているかどうかです。理想的な仕上がり例だけでなく、さまざまな状態からの変化を確認できると、術後のイメージをつかみやすくなります。
また、費用やリスクの説明が写真とあわせて示されているかも、情報開示の姿勢を測る材料になります。
なお、本記事には症例写真を掲載していません。当院の症例写真は、公式サイトの症例ページに掲載しています。掲載にあたっては、医療広告ガイドラインに沿って必要事項を併記する方針です。実際の写真をご覧になりたい方は、そちらをあわせてご確認ください。
症例数についても、「多ければ良い」と単純には言えません。症例数の多さと施術結果の良さを直接結びつける、質の高い研究は確認されていないためです。
一方で、症例数の示し方には注目する価値があります。期間や術式を明記せず「累計◯◯件突破」とだけ示す表示より、時期や術式を添えて開示している表示のほうが、情報開示の姿勢を測る一つの材料になります。
症例数だけで判断するのではなく、症例写真で実物を確認し、カウンセリングで直接対話することを組み合わせて判断することをお勧めします。
カウンセリングや症例の確認とあわせて見ておきたいのが、アフターケアです。術後の経過中に相談できる窓口があるかどうかが、安心につながります。
小陰唇縮小の術後は、腫れや左右差がすぐに落ち着くわけではありません。数ヶ月かけて徐々に馴染んでいくのが一般的です。経過の途中で不安に感じたときに、相談できる体制が整っているかどうかは、選ぶ際の重要な判断材料になります。
万が一、他院での施術結果に不安を感じている方や、修正を検討されている方は、以下の記事もご参照ください。
術者の技量は、過剰切除や左右差など、取り返しのつかない合併症を避けるうえで重要と考えられています。ただし「症例数◯件で成功率が上がる」と直接結びつける、質の高い比較研究は確認されていません。
海外の学術誌に掲載されたメタ解析(36件の研究を統合した分析)があります。Aesthetic Surgery Journal誌の報告です。これによると、小陰唇縮小の合併症の発生率は平均で約8.9%でした。満足度は平均で約94.4%と報告されています。手術全体としては満足度の高い施術といえます(数値には研究間で幅があり、個人差もあります)。
このメタ解析では、術式ごとに合併症の傾向が異なることも示されています。ウェッジ法(楔状〈けつじょう〉切除)では、ある合併症の発生率が最も高い傾向にありました。傷口が開いてしまう創離開(そうりかい)という合併症です。ただし、血管や神経を温存する丁寧な手技を用いた場合、この発生率は約半分にまで下がっていました。術式選択と手技の丁寧さが、合併症の発生に関わっている可能性を示す結果です。
もっとも重大な合併症は、組織を切りすぎてしまう過剰切除です。医学文献では、過剰切除は不可逆的(元に戻せない)な合併症につながると指摘されています。切除の程度は、個人の解剖に応じて慎重に設計する必要があります。「症例数が多ければ必ず結果が良い」とは言えません。しかし、術式ごとの特性を理解し、患者一人ひとりの状態に合わせて設計する姿勢は重要です。
当院では、縫合不全のリスクなどを踏まえ、縁切除法(クランプ法・トリム法)を採用しています。術式ごとの違いについては、以下の記事で詳しく比較しています。
具体的な失敗パターンについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
専門医資格は、医師としての基礎的な訓練を示すものであり、小陰唇縮小という個別の手術の技量を証明する資格ではありません。
小陰唇縮小に関わりうる資格には、形成外科専門医(日本形成外科学会)、JSAPS専門医(日本美容外科学会)、JSAS専門医(日本美容外科医会)、産婦人科専門医(日本産科婦人科学会)などがあります。いずれも診療科ごとの基礎的な素養を担保する資格であり、婦人科形成の熟練度そのものを保証するものではありません。
だからこそ、資格の有無だけで判断するのではなく、前述のカウンセリングや症例写真で直接確かめることが大切です。
なお、資格の「呼び方」にも注意が必要です。学会が認定する資格名と、出身科・経歴は別の情報です。たとえば「形成外科出身」は経歴を示す言葉です。「形成外科専門医」という資格の保有を意味するものではありません。この違いを踏まえて資格表記を確認することも、判断材料のひとつになります。
小陰唇縮小は自由診療であり、原則として保険適用外です。表示価格の安さだけで選ぶと、想定外の負担につながることがあります。
例外もあります。機能的な問題(排尿時の違和感、下着との慢性的な摩擦による炎症など)が、医師の診断で認められた場合です。この場合、保険適用が認められることがあります。ただし、適用の可否は個別の診断によるため、事前の断定はできません。詳しくはカウンセリングでご確認ください。
表示価格が安く見えても、麻酔代・術後検診・薬剤などが別料金になっている場合があります。結果として、総額が想定より膨らむケースも少なくありません。価格だけでなく、内訳の透明性を確認することが大切です。
また、アフターケア体制とセットで確認する視点も欠かせません。前述のとおり、過剰切除などの不可逆的な失敗は修正が必要になります。修正には、身体的・費用的な負担が大きくかかります。初期費用の安さだけで判断すると、結果的に負担が増えるおそれがあります。
詳しい料金は料金ページをご確認ください。内訳やアフターケア体制について直接確認したい場合は、カウンセリングでもご相談いただけます。医療費控除の対象になる場合については、以下の記事で解説しています。
「名医」というラベルではなく、確認できる客観的な物差しで医師を選ぶことが、後悔を防ぐ近道です。
ここまでご紹介したポイントを振り返ります。
この基準は、今検討しているクリニックにも、当院にも、同じように当てはめてご確認いただけます。当院では、尾崎宥文院長と田中里佳医師(美容外科医・形成外科出身)が共同で婦人科形成の診療にあたっています。女性医師である田中医師への指名も承っております。
小陰唇縮小の基礎知識をまだご覧になっていない方は、以下の記事もあわせてご参照ください。
副皮除去やクリトリス包茎手術など、婦人科形成全般についてはこちらでまとめています。
Q1. 小陰唇縮小の「名医」はどうやって見分ければいいですか?
「名医」を客観的に判定できる公的な基準やランキングは存在しないため、この言葉だけでは見分けられません。代わりに、カウンセリングの質、アフターケア・修正体制の明文化、症例写真や症例数の示し方、専門医資格の位置づけという、確認できる客観的な物差しで判断することをお勧めします。
なお、医療広告ガイドラインでは「日本一」「No.1」「ランキング1位」といった最上級表現や、他院との優劣を示す表現の使用が認められていません。こうした表示を見かけた場合は、その根拠がどこにあるのかを確かめる材料のひとつになります。
Q2. 専門医資格にはどんな種類がありますか?どれが一番信頼できますか?
代表的な資格に、形成外科専門医・JSAPS専門医・JSAS専門医・産婦人科専門医があります。いずれも医師としての基礎的な訓練を示す資格であり、小陰唇縮小という個別の施術の技量そのものを保証するものではありません。資格同士に優劣をつけることもできません。
Q3. 症例数が多いクリニックを選べば失敗しませんか?
症例数の多さと施術結果の良さを直接結びつける、質の高い研究は確認されていません。単独の総数表示よりも、期間併記・術式別で示された実績表示のほうが、判断材料として確認しやすい情報といえます。示し方に注目してご覧ください。
Q4. 症例写真はどこで確認できますか?
本記事には症例写真を掲載していません。当院の症例写真は、公式サイトの症例ページでご確認いただけます。ご自身の状態に近いケースがあるか、仕上がりが自然かという視点でご覧ください。
Q5. カウンセリングを担当した医師と、実際に手術する医師が違う場合は大丈夫ですか?
担当した医師と執刀医が異なる場合、設計の理解にズレが生じるリスクがあります。事前に同一かどうかを確認しておくと安心です。当院では、施術方針は医師が診察のうえ決定しています。
Q6. 産婦人科と美容外科、どちらで受けるのがいいですか?
産婦人科は女性器の解剖・機能面、美容外科は整容的な形成外科手技に専門性があります。どちらで受けるべきかは目的によって異なるため、詳しい比較は下記の記事をご参照ください。
Q7. 口コミサイトの評価はどこまで信用していいですか?
患者さまの体験談は、医療広告として原則掲載が制限されています。口コミは個人の感想であり、限界があることをご理解のうえ、参考程度に留めることをお勧めします。判断の中心は、カウンセリング・アフターケア・症例の確認に置くとよいでしょう。
Q8. 料金が安いクリニックは避けるべきですか?
安さ自体を避ける必要はありません。ただし、麻酔代や術後検診などが別料金になっていないか、内訳の透明性を確認することが大切です。価格だけでなく、アフターケア体制とセットで確認する視点をお勧めします。
Q9. 未成年でも施術を受けられますか?
受けていただけます。17歳以下の方はカウンセリング段階から親権者(親または後見人)の同伴が必要で、施術にあたっては親権者の同意書も必要となります。2022年の民法改正により18歳以上は法律上成年ですが、大切な決断ですのでご家族とのご相談をおすすめしています。
Q10. 月経中でも施術は可能ですか?
月経中でも施術を受けていただけます。タンポン等を使用したうえで対応いたします。詳しくはカウンセリングでご確認ください。
Q11. 妊娠中でも施術を受けられますか?
妊娠中の方は、施術を受けることができません。妊娠・出産に伴うホルモン変化で、術後に形状が変化する可能性があるためです。出産後、体調が落ち着いてから、あらためてカウンセリングをご検討ください。
Q12. 授乳中でも施術を受けられますか?
授乳中の方でも、施術を受けていただける場合があります。ただし、麻酔や処方薬が授乳に与える影響については、個別に確認が必要です。カウンセリングの際に、担当医師へ授乳中である旨をお伝えください。
共同監修
尾崎 宥文(おざき ひろふみ)
役職:AI Beauty Clinic 院長 / 専門:美容外科・美容皮膚科
経歴:京都大学医学部医学科卒業 → 日本赤十字社医療センター → 東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンター → AI Beauty Clinic 院長
田中 里佳(たなか さとか)
役職:AI Beauty Clinic 医師 / 専門:美容外科・美容皮膚科(形成外科出身)
経歴:滋賀医科大学医学部卒業 → 練馬総合病院 → 慶應義塾大学病院 形成外科 → AI Beauty Clinic 医師
本記事は AI Beauty Clinic 院長・尾崎宥文(美容外科医)と田中里佳医師(美容外科医)の共同監修のもとに作成しています。掲載内容は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状に不安がある場合は担当医にご相談ください。
女性医師(田中里佳医師)のご指名も承ります。
初回カウンセリングは対面のみ。LINEでのテキスト相談は可能です(オンラインカウンセリングは行っておりません)。