ブログ

小陰唇縮小の縫合糸の種類と特性|吸収糸が溶ける期間と抜糸不要の理由|池袋の美容外科・美容皮膚科|エーアイクリニック(AI clinic)

小陰唇縮小の縫合糸の種類と特性|吸収糸が溶ける期間と抜糸不要の理由

共同監修:尾崎 宥文(AI Beauty Clinic 院長 / 美容外科医)・田中 里佳(AI Beauty Clinic 医師 / 美容外科医)

尾崎 宥文:京都大学医学部医学科卒業。日本赤十字社医療センター、東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンターを経て、AI Beauty Clinic 院長に就任。美容外科・美容皮膚科を専門とする。

田中 里佳:滋賀医科大学医学部卒業。練馬総合病院、慶應義塾大学病院 形成外科を経て美容医療に従事。AI Beauty Clinic 医師。美容外科・美容皮膚科を専門とする。

小陰唇縮小では、当院は吸収糸(体内で分解される縫合糸)を採用しています。通常の経過であれば、術後3〜4週間程度を目安に糸が体内に吸収されますので、抜糸のための再来院は不要です。ただし、吸収の速さは縫合糸の種類や個人の代謝によって異なります。詳しい術後経過については、担当医の説明を優先してください。この記事では、縫合糸の基本分類から当院が吸収糸を選ぶ医学的根拠、吸収期間の目安、術後の違和感の経過まで順を追って説明します。

小陰唇縮小術の基礎知識もあわせてご参照ください。また、自身の状態が気になる方は小陰唇のサイズチェックもご覧いただけます。


縫合糸には「溶ける糸」と「溶けない糸」がある

縫合糸は大きく「吸収糸(溶ける糸)」と「非吸収糸(溶けない糸)」の2種類に分かれます。どちらが優れているかではなく、部位や目的によって適切な糸が選ばれます。

吸収糸(溶ける糸)とは

吸収糸(きゅうしゅうし)とは、体内の水分や酵素によって分解・吸収される縫合糸です。一定の期間が経つと体内に溶け込むため、抜糸(ばっし:縫い目を取り外す処置)が不要になります。当院では小陰唇縮小・副皮除去・クリトリス包茎手術のすべてで吸収糸のみを採用しており、抜糸のための再来院は不要です。

吸収糸は素材によって以下のカテゴリに分かれます。

  • 合成吸収糸・ポリグリコール酸系:化学合成された糸。加水分解(水と反応して分解されること)によって体内に吸収されます。吸収されるまでの期間が比較的予測しやすいとされています
  • 合成吸収糸・ポリジオキサノン系:同じく化学合成。吸収が完了するまでの期間が長く、より強い張力(引っ張る力)を長期間保ちたい部位に用いられます
  • 天然吸収糸・カットグット系:動物由来の天然素材。酵素分解(体内の酵素が糸を分解すること)によって吸収されます。吸収期間が短い反面、組織反応(炎症が起きやすい性質)が出やすいとされており、近年は合成吸収糸に置き換わりつつあります

(出典:形成外科診療ガイドライン 日本形成外科学会・日本創傷外科学会合同、2021年版・2023年公開)

非吸収糸(溶けない糸)とは

非吸収糸(ひきゅうしゅうし)とは、体内で分解されずに残る縫合糸です。皮膚の表面を縫合する際などに用いられ、一定期間後に抜糸が必要です。素材としては、ポリアミド系・ポリエステル系などの合成素材があります。外科手術や形成外科手術では部位の特性に合わせて使い分けられており、張力が長期間必要な場面で活用されます。

比較表:吸収糸 vs 非吸収糸

比較項目吸収糸(溶ける糸)非吸収糸(溶けない糸)
体内での分解あり(加水分解または酵素分解)なし(体内に残存)
抜糸の要否通常不要(当院では吸収糸のみ採用)必要
主な使用場面粘膜・縫合後の牽引力が短期間でよい部位皮膚表面・長期間の張力が必要な部位
小陰唇縮小への適合性高い(後述の解剖学的理由による)条件により採用されることもある

小陰唇縮小における縫合糸の選択については、後続のセクションで詳しく説明します。

吸収糸が溶ける仕組み(加水分解・酵素分解)

吸収糸が「溶ける」とはいえ、実際には液体に物質が融けていくイメージとは異なります。体内では主に2つのメカニズムで分解が進みます。

加水分解(かすいぶんかい)とは、水分子と反応して化学結合が切断される現象です。合成吸収糸(ポリグリコール酸系)はこのメカニズムで分解されます。体内の水分と継続的に反応し、糸の分子構造が少しずつ断ち切られることで、最終的に体内に吸収されます。

酵素分解(こうそぶんかい)とは、体内の酵素(消化や代謝を助けるタンパク質)が糸の成分を分解するメカニズムです。天然吸収糸(カットグット系)はこの経路で吸収されます。酵素分解は個人の体質や免疫状態に左右されやすく、加水分解と比べて個人差が生じやすいとされています。

いずれの場合も「通常の経過では」分解・吸収が進みますが、体質・縫合部位の状態・術後ケアの遵守状況によって吸収速度は変わります。「必ず○日で完全に溶ける」という断定はできません。担当医の術後説明に従って経過をご確認ください。

(出典:形成外科診療ガイドライン 日本形成外科学会・日本創傷外科学会合同、2021年版・2023年公開)


当院が吸収糸を採用する3つの理由

当院(AI Beauty Clinic)が小陰唇縮小に吸収糸を採用するのは、患者さまの負担軽減だけでなく、小陰唇という部位の解剖学的特性に医学的に合致しているからです。以下の3つの根拠から、当院では吸収糸を選択しています。

理由1:抜糸のための再来院が不要になる

通常の経過では、吸収糸は体内で分解・吸収されるため抜糸処置が不要です。これにより、手術後に別途クリニックへ来院する必要がなくなります。当院では小陰唇縮小だけでなく、副皮除去のダウンタイムクリトリス包茎手術のダウンタイムにおいても吸収糸のみを採用しており、いずれも抜糸のための再来院は不要です。

  • 遠方にお住まいの方でも、術後の再来院負担を軽減できます
  • 多忙な日常の中でスケジュール調整のご心配が少なくなります
  • プライバシーの観点から来院の頻度を最小限にしたい方にも対応できます

再来院が不要になることは単なる「便利さ」ではなく、手術後の生活設計のしやすさに直結します。ただし、経過に異常がみられる場合は抜糸の有無にかかわらず、速やかにご相談ください。

理由2:小陰唇(粘膜・皮膚移行部)の解剖学的特性に合致する

これが最も重要な医学的根拠です。小陰唇は粘膜(ねんまく:消化管や体腔の内側を覆う薄い組織)と皮膚の移行部(いこうぶ:2種類の組織が切り替わる境界領域)にあたります。この部位には以下の特性があります。

  • 縫合後の創部癒合が早い:粘膜は皮膚と比べて血流が豊富で、縫合後の傷が早く癒合(ゆごう:傷が閉じること)する傾向があります
  • 縫合後の牽引力(けんいんりょく:縫い目を引き合う張力)が長期間不要:縫合部位がしっかりと閉じた後は、糸が強い張力を保ち続ける必要がありません

粘膜部位では縫合後の牽引力が長期間必要ではないため、吸収糸が解剖学的に適合するとされています。

なお、当院が採用している縫合糸は国内で適切に流通している医療用材料です。

(出典:Comprehensive Assessment of Labiaplasty Techniques and Tools, Satisfaction Rates, and Risk Factors: A Systematic Review and Meta-analysis, PubMed 2024 — https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38957153/

理由3:「吸収糸は傷跡が残りやすい」という俗説への反論

「吸収糸で縫合すると傷跡が汚くなる」という意見を目にすることがあります。この考え方には一定の背景があります。皮膚表面(真皮層・皮下組織)の縫合では、吸収糸が分解される過程で局所的な炎症反応を起こしやすいケースも報告されています。

しかし、小陰唇縮小の縫合部位(粘膜・皮膚移行部)はこの条件が当てはまりません。

  • 粘膜縫合では長期間の張力維持が不要なため、吸収糸の「分解過程で張力が低下する」という特性がデメリットになりにくい
  • 当院では形成外科的な縫合技法(テンション管理・糸の太さ選択)を用いており、吸収糸を使いながらも縫合の質を維持しています

「吸収糸か非吸収糸か」という二択だけで縫合の質は決まりません。部位の特性・縫合方法・医師の技術が総合的に関係します。「どちらが絶対に優れているか」という断定はできませんが、小陰唇縮小においては吸収糸の採用が解剖学的に合理的であると考えています(個人差があります)。


吸収糸が溶けるまでの期間の目安

「吸収糸はいつごろ溶けますか?」は、最もよくいただくご質問の一つです。当院が採用している合成吸収糸(ポリグリコール酸系)の場合、目安として術後3〜4週間程度で吸収が進んでいきます。ただし「〇日で確実に溶ける」という断定はできません。以下に経過の目安を表で整理します。

術後の吸収糸の変化タイムライン(目安・個人差あり)

術後の時期糸の状態の目安患者さまの感覚の目安
1〜2週間糸は残存しており縫合部を保持しているチクチク感・異物感があることが多い(通常の経過)
2〜3週間分解が始まり、糸の強度が低下し始める違和感が少しずつ軽減してくることが多い
3〜4週間吸収が進む時期。糸が目立たなくなってくることが多い異物感が和らぎ始める方が多い
4〜6週間以降多くの場合、糸はほぼ吸収されている違和感がほぼなくなる方が多い

上記はあくまで目安です。個人差があります。担当医の術後説明を最優先でご確認ください。

(出典:形成外科診療ガイドライン 日本形成外科学会・日本創傷外科学会合同、2021年版・2023年公開 / Comprehensive Assessment of Labiaplasty Techniques, PubMed 2024)

「感じなくなる時期」と「実際の分解完了」はずれる

「もう糸の感触がない」と感じる時期と、糸の分解が生物学的に完了する時期は必ずしも一致しません。

  • 患者さまが「溶けた」と感じる時期:糸が細く柔らかくなり、異物感がなくなる3〜4週間ごろが多い
  • 分解が生物学的に完了する時期:合成吸収糸の場合、糸の種類によっては吸収完了まで2〜3か月かかることもあります

この「ズレ」を知らないと、「もう溶けたはずなのにまだ違和感がある」と不安になることがあります。違和感が継続する場合は担当医にご相談ください。

天然吸収糸(カットグット系)との期間の違い

参考として、天然吸収糸(カットグット系)はポリグリコール酸系の合成吸収糸より吸収が早い傾向があります。一方で、酵素分解のメカニズムにより組織への炎症反応が出やすいとされており、近年の手術では合成吸収糸が主流になっています。当院では合成吸収糸を採用しており、天然吸収糸(カットグット系)は使用していません。

溶ける期間に個人差が生じる主な理由

吸収期間には個人差があります。主に以下の要因が影響します。

  • 代謝・体質:体内の水分量や酵素の働きには個人差があり、加水分解・酵素分解の速さが変わります
  • 縫合部位の状態:術後の創部(そうぶ:傷の部分)に炎症や感染があると、吸収速度が変化することがあります
  • 術後ケアの遵守状況:担当医から指示される入浴・運動・性行為の再開時期を守ることが、創部の良好な経過に関わります

上記はあくまで一般的な背景です。「自分の経過が正常かどうか」は担当医でないと判断できません。気になることがあれば、ためらわずに担当医へご相談ください。


縫合方法の種類と小陰唇縮小への適用

縫合糸の「種類(素材)」とは別に、「縫い方(縫合方法)」も仕上がりに関わる重要な要素です。小陰唇縮小では主に「連続縫合」と「皮内縫合」が用いられます。当院では縁切除法(えんせつじょほう:小陰唇の縁に沿って余分な部分を切除する術式)を採用しており、この術式に適した縫合方法を選択しています。

縁切除法とウェッジ法の術式比較について詳しくはこちらの記事もご参照ください。

連続縫合(れんぞくほうごう)とは

連続縫合とは、縫合糸を切らずに連続して縫い進める方法です。縫い目を一針ずつ独立させる「単結節縫合(たんけっせつほうごう)」と異なり、1本の糸で切除縁全体を縫い合わせます。

  • 小陰唇の縁切除法後の縫合に適しており、長い切除縁を効率よく閉じられます
  • 縫い目が均等になりやすく、組織への負担を分散できます

皮内縫合(ひないほうごう)とは

皮内縫合(別名:真皮縫合・埋没縫合)とは、縫合糸を皮膚の内部(真皮層:しんぴそう=肌の奥にある層)に通し、皮膚表面に糸が出ない形で縫い合わせる方法です。

  • 縫い目が表面に見えにくく、瘢痕(はんこん:傷跡)が目立ちにくいというメリットがあります
  • 形成外科の分野では、瘢痕を最小化したい部位の縫合でよく用いられます

(出典:形成外科診療ガイドライン「創閉鎖・縫合手技」日本形成外科学会・日本創傷外科学会合同、2021年版・2023年公開)

当院の縫合方針

当院では小陰唇縮小の術式として縁切除法のみを採用しています。ウェッジ法(楔型切除法:くさびがたせつじょほう)は当院では実施していませんので、ウェッジ法をご希望の方は他院にてご相談ください。縁切除法における縫合の詳細な方針については、カウンセリングでご説明します。


術後の経過と縫合糸による違和感

術後の縫合糸による違和感は、多くの方が経験されます。「チクチクする」「何か残っている感覚がある」というご報告は、通常の経過として起こりうるものです。ただし、その程度や持続期間には個人差があります。以下は一般的な経過の目安です。

術後1〜2週間:糸が残存している時期

縫合糸はまだほぼ残存しており、縫合部位を保持しています。この時期は以下のような違和感が起こることがあります。

  • 縫合部位のチクチク感・ピリピリ感:糸の端や縫い目が粘膜・皮膚に触れることによるものです
  • 異物感:「何かが引っかかる感じ」と表現される方が多いです
  • 軽度の腫れや張り感

これらは通常の経過としてみられる症状です。ただし、強い痛み・発熱・化膿・出血を伴う場合は通常の経過とは異なる可能性がありますので、速やかに担当医へご連絡ください。

術後3〜4週間:吸収が進み違和感が軽減していく時期

目安として術後3〜4週間ごろから、吸収糸の分解が進み違和感が軽減し始める方が多い傾向があります。ただし軽減のペースには個人差があります。

  • 糸が細く柔らかくなるにつれ、チクチク感が和らぐことが多いです
  • 縫合部位の腫れも引き始め、傷の状態が安定してくることが多いです

糸が「見える」「触れる」時期の経過について

溶けかけの吸収糸が皮膚・粘膜の表面に浮き出てきたり、指で触ると感じられたりすることがあります。これは吸収の過程で起こりうることで、通常の経過の範囲内のケースが多いです。ただし、糸が長く飛び出している場合や出血・化膿を伴う場合は、担当医への連絡が必要です。

違和感が長引く場合の判断基準

以下のいずれかに当てはまる場合は、担当医への相談を検討してください。

  • 術後4週間を超えても違和感が改善しない、またはむしろ悪化している
  • チクチク感ではなく「強い痛み」になってきた
  • 縫合部位が赤くなっている・腫れが増している・膿が出ている
  • 糸が明らかに長く飛び出しており、引っ張られる感覚がある

術後の性行為の再開時期については術後の性行為再開時期もご参照ください。またダウンタイム全般の流れについてはダウンタイムの経過をご覧いただけます。


縫合糸が飛び出してきた・見える場合の対応

術後しばらくすると、吸収糸の一部が皮膚・粘膜の表面から顔を出してくることがあります。「糸が飛び出してきた」「小さな糸のようなものが見える」というご連絡をいただくことがありますが、吸収の過程で起こりうる経過として知られています。ただし、対応を誤るとリスクになる場合があります。以下に正しい対処をご説明します。

吸収糸が表面に出てくる仕組み

吸収糸は体内で少しずつ分解されていきます。分解の過程で糸が細くなり、縫合部位の組織の収縮にともなって、一部が皮膚・粘膜の表面に押し出されてくることがあります。この現象自体は吸収の途中で起こりうるものです。

  • 多くの場合、出てきた部分は短く、自然にとれる・吸収されることがあります
  • 糸の端が少し見える程度であれば、経過観察でよいケースが多いです

ただし「多い・少ない」「長い・短い」は患者さまご自身には判断が難しい部分です。不安を感じた場合は担当医にご連絡ください。

自己処置(カット・引っ張り)は行わないでください

糸が出てきたとき、「自分でハサミでカットしよう」「引っ張って抜こう」と思う方がいらっしゃいます。これは行わないでください。

  • 引っ張ると糸が深部に引き込まれる危険があります:縫合部位の深い部分に糸が引き込まれると、感染(かんせん)や縫合不全(ほうごうふぜん:縫い目が開くこと)のリスクがあります
  • 自己カットによって感染経路が生まれるリスクがあります:滅菌されていない器具・不適切な処置は感染のリスクになります

「自分でなんとかしよう」とせず、担当クリニックへご連絡ください。

早めにご連絡いただきたいサイン

以下の場合は、早めに担当医へご連絡ください。

  • 糸が1cm以上飛び出している
  • 縫合部位から出血が止まらない・膿(うみ)が出ている
  • 縫合部位が大きく腫れている・熱を持っている
  • 強い痛みが持続している

当院ではLINEからのご相談も受け付けています。「こんな状態なのですが大丈夫でしょうか」というご連絡でも構いません。術後の経過に不安があれば、ためらわずにご連絡ください。

縫合糸に関するご不安やご質問は、カウンセリングでもご相談いただけます。田中里佳医師(美容外科医・形成外科出身)への指名も可能です。


担当医に相談すべきタイミングと受診の目安

「どのくらいの症状なら連絡すればいいか」「受診するほどでもないかな」と迷われる方が多くいらっしゃいます。以下に、一般的な目安を整理しました。あくまで参考情報ですので、迷った場合は担当医へのご相談を優先してください。

すぐに受診が必要なサイン

以下に当てはまる場合は、速やかに担当クリニックへご連絡ください。電話またはLINEでの連絡から始めていただき、受診の要否を担当医に判断してもらいましょう。

  • 38℃以上の発熱が続いている(術後感染の可能性があります)
  • 縫合部位の強い腫脹(しゅちょう:腫れ)・熱感・発赤(ほっせき:赤み)がある
  • 化膿(かのう:膿が出ている)している
  • 出血が止まらない
  • 縫合部位が大きく開いていると感じる

数日以内に受診を検討するサイン

緊急ではないものの、早めに確認をとるとよい状態です。

  • 縫合糸が1cm以上飛び出している、または引っ張られる感覚がある
  • 術後4週間を過ぎても違和感・チクチク感がまったく変化していない
  • 違和感が徐々に悪化している
  • 縫合部位にしこりのような硬さを感じる

経過観察でよいケース(一般的な目安)

以下のような状態は、多くの場合、通常の経過として起こりうるものです。

  • 術後1〜2週間のチクチク感・異物感(糸が残存している時期の正常反応として起こりうる)
  • 溶けかけの糸が少し見える・触れる(短く、引っ張られる感覚がない場合)
  • 軽度の腫れや張り感(術後初期の浮腫みとして起こりうる)

ただし「経過観察でよいかどうか」の最終判断は担当医のみが行えます。「大丈夫かな」と思っても、LINEで一言ご相談いただくのが一番です。

担当医指示優先の原則

上記はあくまで一般的な目安です。個人差があるため、迷った場合は担当医にご相談ください。

また、小陰唇縮小と同時に他の施術を検討されている方は他施術との同時施術もご覧ください。関連する婦人科形成施術として副皮除去の基礎知識クリトリス包茎手術の基礎知識もご参照いただけます。

LINEからのご相談はこちらからどうぞ。


よくある質問(FAQ)

Q1. 吸収糸(溶ける糸)は手術後どのくらいで溶けますか?

目安として術後3〜4週間程度で吸収が進んでいきます。ただし、糸の種類・縫合部位・個人の代謝によって差があります。「〇日で確実に溶ける」という断定はできません。担当医から術後の説明を受けている場合は、その指示を優先してください。

Q2. 抜糸のために再来院する必要はありますか?

当院は吸収糸を採用しているため、通常の経過であれば抜糸のための再来院は不要です。遠方にお住まいの方でも、術後の再来院負担を軽減できます。ただし、経過に異常がみられる場合(強い痛み・化膿・糸の大量飛び出し等)は、抜糸の有無にかかわらずご連絡ください。

Q3. 縫合糸が飛び出した・チクチクするのですが、どうすればよいですか?

自己処置(ハサミでのカット・引っ張り)は行わないでください。糸を深部に引き込んでしまい、感染や縫合不全のリスクになる場合があります。担当クリニックへご連絡いただき、対応をご相談ください。LINEでのご相談も受け付けていますので、「こんな状態なのですが」と一言お送りいただくだけで構いません。

Q4. 溶ける糸(吸収糸)を使うと、非吸収糸より傷跡が残りやすいですか?

「吸収糸は傷跡が残りやすい」という見解があることは事実ですが、部位によって事情が異なります。小陰唇の縫合部位(粘膜・皮膚移行部)は縫合後の牽引力が長期間必要ではないため、吸収糸が解剖学的に適合しやすい部位です。ただし、仕上がりには個人差があります。「必ず綺麗になる」とは断言できませんし、吸収糸か非吸収糸かだけで決まるものでもありません。縫合方法や医師の技術も総合的に関係します。

Q5. 皮内縫合(内縫い)と表面縫合(外縫い)は何が違いますか?

皮内縫合(真皮縫合)は縫合糸を皮膚の内部に通し、表面に縫い目が出ない縫い方です。表面縫合(外縫い)と比べて縫い目が目立ちにくく、瘢痕(傷跡)を最小化したい部位に用いられます。当院での採用方法については、施術方法の詳細をカウンセリングでご説明します。

Q6. 未成年でも小陰唇縮小を受けられますか?

受けていただけます。17歳以下の方はカウンセリング段階から親権者(親または法定代理人)の方の同伴が必要で、施術にあたっては親権者の同意書も必要となります。2022年の民法改正により18歳以上は法律上成年ですが、大切な決断ですのでご家族とのご相談をおすすめしています。

Q7. 月経中でも手術を受けられますか?

月経中でも手術を受けていただけます。術中はタンポンのご使用で対応します。ただし術後の衛生管理については担当医の指示に従ってください。術後の月経対応についてはカウンセリングでご確認ください。

Q8. 妊娠中でも手術を受けられますか?

妊娠中の施術はお受けできません。妊娠の可能性がある場合は、カウンセリングの際に必ずお申し出ください。

Q9. 授乳中でも手術を受けられますか?

授乳中の施術が可能な場合もありますが、麻酔薬・術後の処方薬が母乳に影響する可能性があります。個別の状況によって対応が異なりますので、カウンセリングで担当医に詳細をご確認ください。自己判断せず、必ず担当医にご相談ください。産後の小陰唇の変化についてのご相談は産後の小陰唇縮小もご参照いただけます。

Q10. 女性医師の先生に担当してもらえますか?

はい、田中里佳医師(AI Beauty Clinic 医師 / 美容外科医)の指名が可能です。田中医師は慶應義塾大学病院 形成外科を経て美容医療に従事しており、婦人科形成の縫合技術に形成外科出身の視点を活かしています。ご希望の方はカウンセリング予約の際にお申し出ください。


ご不安な点はカウンセリングでお気軽にご相談ください。女性医師の指名も承ります。

詳しい料金は料金ページをご確認ください。

症例写真は症例ページをご参照ください(症例ページURLは当院サイトにてご確認ください)。

また、後悔しないためのクリニック選びのポイントについては後悔しないためのポイントもご参照いただけます。


共同監修医師

共同監修


尾崎 宥文(おざき ひろふみ)

役職:AI Beauty Clinic 院長 / 専門:美容外科・美容皮膚科

経歴:京都大学医学部医学科卒業 → 日本赤十字社医療センター → 東京大学医学部附属病院 麻酔科・痛みセンター → AI Beauty Clinic 院長


田中 里佳(たなか さとか)

役職:AI Beauty Clinic 医師 / 専門:美容外科・美容皮膚科(形成外科出身)

経歴:滋賀医科大学医学部卒業 → 練馬総合病院 → 慶應義塾大学病院 形成外科 → AI Beauty Clinic 医師


免責事項

本記事は AI Beauty Clinic 院長・尾崎宥文(美容外科医)と田中里佳医師(美容外科医)の共同監修のもとに作成しています。掲載内容は情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状に不安がある場合は担当医にご相談ください。


参考文献

  1. Comprehensive Assessment of Labiaplasty Techniques and Tools, Satisfaction Rates, and Risk Factors: A Systematic Review and Meta-analysis(PubMed, 2024)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38957153/
  2. 形成外科診療ガイドライン(日本形成外科学会・日本創傷外科学会合同、2021年版・2023年公開)https://jsprs.or.jp/member/committee/guideline/

カテゴリー

最近の投稿

TikTokのアイコン